万葉集4266番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集4266番の原文、読み、作者、左注、事項をまとめます。

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万葉集4266番について

歌番号

4266番

原文

安之比奇能|八峯能宇倍能|都我能木能|伊也継々尓|松根能|絶事奈久|青丹余志|奈良能京師尓|万代尓|國所知等|安美知之|吾大皇乃|神奈我良|於母保之賣志弖|豊宴|見為今日者|毛能乃布能|八十伴雄能|嶋山尓|安可流橘|宇受尓指|紐解放而|千年保伎|<保>吉等餘毛之|恵良々々尓|仕奉乎|見之貴者

訓読

あしひきの|八つ峰の上の|栂の木の|いや継ぎ継ぎに|松が根の|絶ゆることなく|あをによし|奈良の都に|万代に|国知らさむと|やすみしし|我が大君の|神ながら|思ほしめして|豊の宴|見す今日の日は|もののふの|八十伴の男の|島山に|赤る橘|うずに刺し|紐解き放けて|千年寿き|寿き響もし|ゑらゑらに|仕へまつるを|見るが貴さ

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かな読み

あしひきの|やつをのうへの|つがのきの|いやつぎつぎに|まつがねの|たゆることなく|あをによし|ならのみやこに|よろづよに|くにしらさむと|やすみしし|わがおほきみの|かむながら|おもほしめして|とよのあかり|めすけふのひは|もののふの|やそとものをの|しまやまに|あかるたちばな|うずにさし|ひもときさけて|ちとせほき|ほきとよもし|ゑらゑらに|つかへまつるを|みるがたふとさ

カタカナ読み

アシヒキノ|ヤツヲノウヘノ|ツガノキノ|イヤツギツギニ|マツガネノ|タユルコトナク|アヲニヨシ|ナラノミヤコニ|ヨロヅヨニ|クニシラサムト|ヤスミシシ|ワガオホキミノ|カムナガラ|オモホシメシテ|トヨノアカリ|メスケフノヒハ|モノノフノ|ヤソトモノヲノ|シマヤマニ|アカルタチバナ|ウズニサシ|ヒモトキサケテ|チトセホキ|ホキトヨモシ|ヱラヱラニ|ツカヘマツルヲ|ミルガタフトサ

ローマ字読み|大文字

ASHIHIKINO|YATSUONOHENO|TSUGANOKINO|IYATSUGITSUGINI|MATSUGANENO|TAYURUKOTONAKU|AONIYOSHI|NARANOMIYAKONI|YOROZUYONI|KUNISHIRASAMUTO|YASUMISHISHI|WAGAOHOKIMINO|KAMUNAGARA|OMOHOSHIMESHITE|TOYONOAKARI|MESUKEFUNOHIHA|MONONOFUNO|YASOTOMONONO|SHIMAYAMANI|AKARUTACHIBANA|UZUNISASHI|HIMOTOKISAKETE|CHITOSEHOKI|HOKITOYOMOSHI|ERAERANI|TSUKAHEMATSURUO|MIRUGATAFUTOSA

ローマ字読み|小文字

ashihikino|yatsuonoheno|tsuganokino|iyatsugitsugini|matsuganeno|tayurukotonaku|aoniyoshi|naranomiyakoni|yorozuyoni|kunishirasamuto|yasumishishi|wagaohokimino|kamunagara|omohoshimeshite|toyonoakari|mesukefunohiha|mononofuno|yasotomonono|shimayamani|akarutachibana|uzunisashi|himotokisakete|chitosehoki|hokitoyomoshi|eraerani|tsukahematsuruo|mirugatafutosa

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左注|左註

右二首大伴宿祢家持作之

事項|分類・ジャンル

天平勝宝4年年紀|儲作|予作|応詔|儀礼歌|枕詞|地名|大君讃美|寿歌

校異

保伎->保【元】

寛永版本

あしひきの[寛],
やつをのうへの[寛],
つがのきの,[寛]とかのきの,
いやつぎつぎに,[寛]いやつきつきに,
まつがねの,[寛]まつかねの,
たゆることなく[寛],
あをによし[寛],
ならのみやこに[寛],
よろづよに,[寛]よろつよに,
くにしらさむと,[寛]くにしらしむと,
やすみしし[寛],
わがおほきみの,[寛]わかおほきみの,
かむながら,[寛]かみなから,
おもほしめして[寛],
とよのあかり[寛],
めすけふのひは,[寛]みせますけふは,
もののふの[寛],
やそとものをの[寛],
しまやまに[寛],
あかるたちばな,[寛]あかるたちはな,
うずにさし,[寛]うすにさし,
ひもときさけて[寛],
ちとせほき[寛],
ほきとよもし,[寛]ほききとよもし,
ゑらゑらに[寛],
つかへまつるを[寛],
みるがたふとさ,[寛]みるかたふとさ,

巻数

第19巻

作者

大伴家持