万葉集4185番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集4185番の原文、読み、作者、左注、事項をまとめます。

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万葉集4185番について

歌番号

4185番

原文

宇都世美波|戀乎繁美登|春麻氣氐|念繁波|引攀而|折毛不折毛|毎見|情奈疑牟等|繁山之|谿敝尓生流|山振乎|屋戸尓引殖而|朝露尓|仁保敝流花乎|毎見|念者不止|戀志繁母

訓読

うつせみは|恋を繁みと|春まけて|思ひ繁けば|引き攀ぢて|折りも折らずも|見るごとに|心なぎむと|茂山の|谷辺に生ふる|山吹を|宿に引き植ゑて|朝露に|にほへる花を|見るごとに|思ひはやまず|恋し繁しも

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かな読み

うつせみは|こひをしげみと|はるまけて|おもひしげけば|ひきよぢて|をりもをらずも|みるごとに|こころなぎむと|しげやまの|たにへにおふる|やまぶきを|やどにひきうゑて|あさつゆに|にほへるはなを|みるごとに|おもひはやまず|こひししげしも

カタカナ読み

ウツセミハ|コヒヲシゲミト|ハルマケテ|オモヒシゲケバ|ヒキヨヂテ|ヲリモヲラズモ|ミルゴトニ|ココロナギムト|シゲヤマノ|タニヘニオフル|ヤマブキヲ|ヤドニヒキウヱテ|アサツユニ|ニホヘルハナヲ|ミルゴトニ|オモヒハヤマズ|コヒシシゲシモ

ローマ字読み|大文字

UTSUSEMIHA|KOHIOSHIGEMITO|HARUMAKETE|OMOHISHIGEKEBA|HIKIYOJITE|ORIMORAZUMO|MIRUGOTONI|KOKORONAGIMUTO|SHIGEYAMANO|TANIHENIOFURU|YAMABUKIO|YADONIHIKIUETE|ASATSUYUNI|NIHOHERUHANAO|MIRUGOTONI|OMOHIHAYAMAZU|KOHISHISHIGESHIMO

ローマ字読み|小文字

utsusemiha|kohioshigemito|harumakete|omohishigekeba|hikiyojite|orimorazumo|mirugotoni|kokoronagimuto|shigeyamano|taniheniofuru|yamabukio|yadonihikiuete|asatsuyuni|nihoheruhanao|mirugotoni|omohihayamazu|kohishishigeshimo

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左注|左註

特に無し

事項|分類・ジャンル

天平勝宝2年4月5日年紀|植物|恋情|高岡|富山

校異

殖【元】【類】【細】植

寛永版本

うつせみは[寛],
こひをしげみと,[寛]こひをしけみと,
はるまけて[寛],
おもひしげけば,[寛]おもひしけれは,
ひきよぢて,[寛]ひきよちて,
をりもをらずも,[寛]をりもをらすも,
みるごとに,[寛]みることに,
こころなぎむと,[寛]こころなきむと,
しげやまの,[寛]しけやまの,
たにへにおふる[寛],
やまぶきを,[寛]やまふきを,
やどにひきうゑて,[寛]やとにひきうゑて,
あさつゆに[寛],
にほへるはなを[寛],
みるごとに,[寛]みることに,
おもひはやまず,[寛]おもひはやまて,
こひししげしも,[寛]こひししけしも,

巻数

第19巻

作者

大伴家持