万葉集4089番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集4089番の原文、読み、作者、左注、事項をまとめます。

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万葉集4089番について

歌番号

4089番

原文

高御座|安麻<乃>日継登|須賣呂伎能|可<未>能美許登能|伎己之乎須|久尓能麻保良尓|山乎之毛|佐波尓於保美等|百鳥能|来居弖奈久許恵|春佐礼婆|伎吉<乃>|可奈之母|伊豆礼乎可|和枳弖之努波<无>|宇能花乃|佐久月多弖婆|米都良之久|鳴保等登藝須|安夜女具佐|珠奴久麻泥尓|比流久良之|欲和多之伎氣騰|伎久其等尓|許己呂都呉枳弖|宇知奈氣伎|安波礼能登里等|伊波奴登枳奈思

訓読

高御座|天の日継と|すめろきの|神の命の|聞こしをす|国のまほらに|山をしも|さはに多みと|百鳥の|来居て鳴く声|春されば|聞きのかなしも|いづれをか|別きて偲はむ|卯の花の|咲く月立てば|めづらしく|鳴く霍公鳥|あやめぐさ|玉貫くまでに|昼暮らし|夜わたし聞けど|聞くごとに|心つごきて|うち嘆き|あはれの鳥と|言はぬ時なし

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かな読み

たかみくら|あまのひつぎと|すめろきの|かみのみことの|きこしをす|くにのまほらに|やまをしも|さはにおほみと|ももとりの|きゐてなくこゑ|はるされば|ききのかなしも|いづれをか|わきてしのはむ|うのはなの|さくつきたてば|めづらしく|なくほととぎす|あやめぐさ|たまぬくまでに|ひるくらし|よわたしきけど|きくごとに|こころつごきて|うちなげき|あはれのとりと|いはぬときなし

カタカナ読み

タカミクラ|アマノヒツギト|スメロキノ|カミノミコトノ|キコシヲス|クニノマホラニ|ヤマヲシモ|サハニオホミト|モモトリノ|キヰテナクコヱ|ハルサレバ|キキノカナシモ|イヅレヲカ|ワキテシノハム|ウノハナノ|サクツキタテバ|メヅラシク|ナクホトトギス|アヤメグサ|タマヌクマデニ|ヒルクラシ|ヨワタシキケド|キクゴトニ|ココロツゴキテ|ウチナゲキ|アハレノトリト|イハヌトキナシ

ローマ字読み|大文字

TAKAMIKURA|AMANOHITSUGITO|SUMEROKINO|KAMINOMIKOTONO|KIKOSHIOSU|KUNINOMAHORANI|YAMAOSHIMO|SAHANIOHOMITO|MOMOTORINO|KIITENAKUKOE|HARUSAREBA|KIKINOKANASHIMO|IZUREOKA|WAKITESHINOHAMU|UNOHANANO|SAKUTSUKITATEBA|MEZURASHIKU|NAKUHOTOTOGISU|AYAMEGUSA|TAMANUKUMADENI|HIRUKURASHI|YOWATASHIKIKEDO|KIKUGOTONI|KOKOROTSUGOKITE|UCHINAGEKI|AHARENOTORITO|IHANUTOKINASHI

ローマ字読み|小文字

takamikura|amanohitsugito|sumerokino|kaminomikotono|kikoshiosu|kuninomahorani|yamaoshimo|sahaniohomito|momotorino|kiitenakukoe|harusareba|kikinokanashimo|izureoka|wakiteshinohamu|unohanano|sakutsukitateba|mezurashiku|nakuhototogisu|ayamegusa|tamanukumadeni|hirukurashi|yowatashikikedo|kikugotoni|kokorotsugokite|uchinageki|aharenotorito|ihanutokinashi

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左注|左註

右四首十日大伴宿祢家持作之

事項|分類・ジャンル

天平感宝1年5月10日年紀|枕詞|動物|高岡|富山|植物|恋情|独詠

校異

歌【西】謌|能->乃【元】【類】|美->未【類】【紀】【細】|能->乃【元】【類】|無->无【元】【紀】【細】

寛永版本

たかみくら[寛],
あまのひつぎと,[寛]あまのひつきと,
すめろきの[寛],
かみのみことの[寛],
きこしをす[寛],
くにのまほらに[寛],
やまをしも[寛],
さはにおほみと[寛],
ももとりの[寛],
きゐてなくこゑ[寛],
はるされば,[寛]はるされは,
ききのかなしも[寛],
いづれをか,[寛]いつれをか,
わきてしのはむ[寛],
うのはなの[寛],
さくつきたてば,[寛]さくつきたては,
めづらしく,[寛]めつらしく,
なくほととぎす,[寛]なくほとときす,
あやめぐさ,[寛]あやめくさ,
たまぬくまでに,[寛]たまぬくまてに,
ひるくらし[寛],
よわたしきけど,[寛]よわたしきけと,
きくごとに,[寛]きくことに,
こころつごきて,[寛]こころつこきし,
うちなげき,[寛]うちなけき,
あはれのとりと[寛],
いはぬときなし[寛],

巻数

第18巻

作者

大伴家持