万葉集4012番の原文、読み、作者、左注、事項をまとめます。
万葉集4012番について
歌番号
4012番
原文
矢形尾能|多加乎手尓須恵|美之麻野尓|可良奴日麻祢久|都奇曽倍尓家流
訓読
矢形尾の鷹を手に据ゑ三島野に猟らぬ日まねく月ぞ経にける
かな読み
やかたをの|たかをてにすゑ|みしまのに|からぬひまねく|つきぞへにける
カタカナ読み
ヤカタヲノ|タカヲテニスヱ|ミシマノニ|カラヌヒマネク|ツキゾヘニケル
ローマ字読み|大文字
YAKATAONO|TAKAOTENISUE|MISHIMANONI|KARANUHIMANEKU|TSUKIZOHENIKERU
ローマ字読み|小文字
yakataono|takaotenisue|mishimanoni|karanuhimaneku|tsukizohenikeru
左注|左註
右射水郡古江村取獲蒼鷹|形<容>美麗鷙雉秀群也|於時養吏山田史君麻呂調試失節野猟乖候|摶風之翅高翔匿雲|腐鼠之<餌>呼留靡驗|於是<張>設羅網窺乎非常奉幣神祇恃乎不虞也|<粤>以夢裏有娘子喩曰|使君勿作苦念空費<精><神>|放逸彼鷹獲得未幾矣哉|須叟覺<寤>有悦於懐|因作却恨之歌式旌感信|守大伴宿祢家持|[九月廾六日作也]
事項|分類・ジャンル
天平19年9月26日年紀|動物|地名|高岡|富山|狩猟
校異
特に無し
寛永版本
やかたをの[寛],
たかをてにすゑ[寛],
みしまのに[寛],
からぬひまねく[寛],
つきぞへにける,[寛]つきそへにける,
巻数
第17巻
作者
大伴家持