万葉集3880番の原文、読み、作者、左注、事項をまとめます。
万葉集3880番について
歌番号
3880番
原文
所聞多祢乃|机之嶋能|小螺乎|伊拾持来而|石以|都追伎破夫利|早川尓|洗濯|辛塩尓|古胡登毛美|高坏尓盛|机尓立而|母尓奉都也|目豆兒乃<ス>|父尓獻都也|身女兒乃<ス>
訓読
鹿島嶺の|机の島の|しただみを|い拾ひ持ち来て|石もち|つつき破り|早川に|洗ひ濯ぎ|辛塩に|こごと揉み|高坏に盛り|机に立てて|母にあへつや|目豆児の刀自|父にあへつや|身女児の刀自
かな読み
かしまねの|つくゑのしまの|しただみを|いひりひもちきて|いしもち|つつきやぶり|はやかはに|あらひすすぎ|からしほに|こごともみ|たかつきにもり|つくゑにたてて|ははにあへつや|めづこのとじ|ちちにあへつや|みめこのとじ
カタカナ読み
カシマネノ|ツクヱノシマノ|シタダミヲ|イヒリヒモチキテ|イシモチ|ツツキヤブリ|ハヤカハニ|アラヒススギ|カラシホニ|コゴトモミ|タカツキニモリ|ツクヱニタテテ|ハハニアヘツヤ|メヅコノトジ|チチニアヘツヤ|ミメコノトジ
ローマ字読み|大文字
KASHIMANENO|TSUKUENOSHIMANO|SHITADAMIO|IHIRIHIMOCHIKITE|ISHIMOCHI|TSUTSUKIYABURI|HAYAKAHANI|ARAHISUSUGI|KARASHIHONI|KOGOTOMOMI|TAKATSUKINIMORI|TSUKUENITATETE|HAHANIAHETSUYA|MEZUKONOTOJI|CHICHINIAHETSUYA|MIMEKONOTOJI
ローマ字読み|小文字
kashimaneno|tsukuenoshimano|shitadamio|ihirihimochikite|ishimochi|tsutsukiyaburi|hayakahani|arahisusugi|karashihoni|kogotomomi|takatsukinimori|tsukuenitatete|hahaniahetsuya|mezukonotoji|chichiniahetsuya|mimekonotoji
左注|左註
特に無し
事項|分類・ジャンル
雑歌|石川|地名|能登島|民謡|歌謡
校異
屓->ス【尼】
寛永版本
かしまねの,[寛]そもたねの,
つくゑのしまの,[寛]つくえのしまの,
しただみを,[寛]したたみを,
いひりひもちきて,[寛]いひろひもちきて,
いしもち,[寛]いしもちて,
つつきやぶり,[寛]つつきやふり,
はやかはに[寛],
あらひすすぎ,[寛]あらひすすき,
からしほに[寛],
こごともみ,[寛]ここともみ,
たかつきにもり[寛],
つくゑにたてて,[寛]つくえにたてて,
ははにあへつや,[寛]ははにまつりつや,
めづこのとじ,[寛]めつちこのまけ,
ちちにあへつや,[寛]ちちにまつりつや,
みめこのとじ,[寛]みめちこのまけ,
巻数
第16巻
作者
不詳