万葉集3853番の原文、読み、作者、左注、事項をまとめます。
万葉集3853番について
歌番号
3853番
原文
石麻呂尓|吾物申|夏痩尓|<吉>跡云物曽|武奈伎取<喫>|[賣世反也]
訓読
石麻呂に我れ物申す夏痩せによしといふものぞ鰻捕り食せ|[賣世反也]
かな読み
いはまろに|われものまをす|なつやせに|よしといふものぞ|むなぎとりめせ
カタカナ読み
イハマロニ|ワレモノマヲス|ナツヤセニ|ヨシトイフモノゾ|ムナギトリメセ
ローマ字読み|大文字
IHAMARONI|WAREMONOMAOSU|NATSUYASENI|YOSHITOIFUMONOZO|MUNAGITORIMESE
ローマ字読み|小文字
ihamaroni|waremonomaosu|natsuyaseni|yoshitoifumonozo|munagitorimese
左注|左註
右有吉田連老字曰石麻呂|所謂仁<敬>之子也|其老為人身體甚痩|雖多喫飲形以飢饉|<因>此大伴宿祢家持聊作斯歌以為戯咲也
事項|分類・ジャンル
雑歌|吉田老|戯笑|嘲笑|動物
校異
告->吉【類】【古】【紀】|食->喫【尼】【類】
寛永版本
いはまろに,[寛]いしまろに,
われものまをす,[寛]われものまうす,
なつやせに[寛],
よしといふものぞ,[寛]よしといふものそ,
むなぎとりめせ,[寛]むなきとりめせ,
巻数
第16巻
作者
大伴家持