万葉集3844番の原文、読み、作者、左注、事項をまとめます。
万葉集3844番について
歌番号
3844番
原文
烏玉之|斐太乃大黒|毎見|巨勢乃小黒之|所念可聞
訓読
ぬばたまの斐太の大黒見るごとに巨勢の小黒し思ほゆるかも
かな読み
ぬばたまの|ひだのおほぐろ|みるごとに|こせのをぐろし|おもほゆるかも
カタカナ読み
ヌバタマノ|ヒダノオホグロ|ミルゴトニ|コセノヲグロシ|オモホユルカモ
ローマ字読み|大文字
NUBATAMANO|HIDANOHOGURO|MIRUGOTONI|KOSENOGUROSHI|OMOHOYURUKAMO
ローマ字読み|小文字
nubatamano|hidanohoguro|mirugotoni|kosenoguroshi|omohoyurukamo
左注|左註
右歌者傳云|有大舎人土師宿祢水通字曰志婢麻呂也|於時大舎人巨勢朝臣豊人字曰正月麻呂|与巨勢斐太朝臣[名字忘之也|嶋村大夫之男也]兩人並|此彼皃黒色焉|於是土師宿祢水通作斯歌<嗤>咲者|<而>巨勢朝臣豊人聞之|即作和歌酬咲也
事項|分類・ジャンル
雑歌|枕詞|巨勢斐太|巨勢豊人|嘲笑|戯笑|誦詠
校異
特に無し
寛永版本
ぬばたまの,[寛]ぬはたまの,
ひだのおほぐろ,[寛]ひたのおほくろ,
みるごとに,[寛]みることに,
こせのをぐろし,[寛]こせのをくろか,
おもほゆるかも[寛],
巻数
第16巻
作者
土師水通