万葉集3822番の原文、読み、作者、左注、事項をまとめます。
万葉集3822番について
歌番号
3822番
原文
橘|寺之長屋尓|吾率宿之|童女波奈理波|髪上都良武可
訓読
橘の寺の長屋に我が率寝し童女放髪は髪上げつらむか
かな読み
たちばなの|てらのながやに|わがゐねし|うなゐはなりは|かみあげつらむか
カタカナ読み
タチバナノ|テラノナガヤニ|ワガヰネシ|ウナヰハナリハ|カミアゲツラムカ
ローマ字読み|大文字
TACHIBANANO|TERANONAGAYANI|WAGAINESHI|UNAIHANARIHA|KAMIAGETSURAMUKA
ローマ字読み|小文字
tachibanano|teranonagayani|wagaineshi|unaihanariha|kamiagetsuramuka
左注|左註
右歌椎野連長年脉曰|夫寺家之屋者不有俗人寝處|亦稱若冠女曰放髪<丱>矣|然則<腹>句已云放髪<丱>者|尾句不可重云著冠之辞哉
事項|分類・ジャンル
雑歌|地名|明日香|奈良|古歌|伝承|誦詠|椎野長年|恋愛
校異
艸->丱【類】【紀】【温】|脉【万葉集拾穂抄】(塙)説|腰【西(訂正左書)】->腹【類】【古】【紀】【細】|艸->丱【類】【紀】【温】
寛永版本
たちばなの,[寛]たちはなの,
てらのながやに,[寛]てらのなかやに,
わがゐねし,[寛]わかゐねし,
うなゐはなりは[寛],
かみあげつらむか,[寛]かみあけつらむか,
巻数
第16巻
作者
不詳