万葉集3284番の原文、読み、作者、左注、事項をまとめます。
万葉集3284番について
歌番号
3284番
原文
菅根之|根毛一伏三向凝呂尓|吾念有|妹尓緑而者|言之禁毛|無在乞常|齋戸乎|石相穿居|竹珠乎|無間貫垂|天地之|神祇乎曽吾祈|甚毛為便無見
訓読
菅の根の|ねもころごろに|我が思へる|妹によりては|言の忌みも|なくありこそと|斎瓮を|斎ひ掘り据ゑ|竹玉を|間なく貫き垂れ|天地の|神をぞ我が祷む|いたもすべなみ
かな読み
すがのねの|ねもころごろに|あがおもへる|いもによりては|ことのいみも|なくありこそと|いはひへを|いはひほりすゑ|たかたまを|まなくぬきたれ|あめつちの|かみをぞわがのむ|いたもすべなみ||||||いもによりては|||きみにより|きみがまにまに
カタカナ読み
スガノネノ|ネモコロゴロニ|アガオモヘル|イモニヨリテハ|コトノイミモ|ナクアリコソト|イハヒヘヲ|イハヒホリスヱ|タカタマヲ|マナクヌキタレ|アメツチノ|カミヲゾワガノム|イタモスベナミ||||||イモニヨリテハ|||キミニヨリ|キミガマニマニ
ローマ字読み|大文字
SUGANONENO|NEMOKOROGORONI|AGAOMOHERU|IMONIYORITEHA|KOTONOIMIMO|NAKUARIKOSOTO|IHAHIHEO|IHAHIHORISUE|TAKATAMAO|MANAKUNUKITARE|AMETSUCHINO|KAMIOZOWAGANOMU|ITAMOSUBENAMI||||||IMONIYORITEHA|||KIMINIYORI|KIMIGAMANIMANI
ローマ字読み|小文字
suganoneno|nemokorogoroni|agaomoheru|imoniyoriteha|kotonoimimo|nakuarikosoto|ihahiheo|ihahihorisue|takatamao|manakunukitare|ametsuchino|kamiozowaganomu|itamosubenami||||||imoniyoriteha|||kiminiyori|kimigamanimani
左注|左註
今案|不可言之因妹者|應謂之縁君也|何則反歌云<公>之随意焉|右五首
事項|分類・ジャンル
相聞|枕詞|人目|尫柜蹋|恋情|掛醎合媿歌|神祭り
校異
公【西(上書訂正)】【元】【天】【類】
寛永版本
すがのねの,[寛]すかのねの,
ねもころごろに,[寛]ねもころころに,
あがおもへる,[寛]わかおもへる,
いもによりては[寛],
ことのいみも[寛],
なくありこそと,[寛]なくてもかなと,
いはひへを[寛],
いはひほりすゑ,[寛]いはひほりすへ,
たかたまを[寛],
まなくぬきたれ[寛],
あめつちの[寛],
かみをぞわがのむ,[寛]かみのそわかいのる,
いたもすべなみ,[寛]いともすへなみ,
,,,,,いもによりては,
,,きみにより,
きみがまにまに,
巻数
第13巻
作者
不詳