万葉集3230番の原文、読み、作者、左注、事項をまとめます。
万葉集3230番について
歌番号
3230番
原文
帛S|楢従出而|水蓼|穂積至|鳥網張|坂手乎過|石走|甘南備山丹|朝宮|仕奉而|吉野部登|入座見者|古所念
訓読
みてぐらを|奈良より出でて|水蓼|穂積に至り|鳥網張る|坂手を過ぎ|石走る|神なび山に|朝宮に|仕へ奉りて|吉野へと|入ります見れば|いにしへ思ほゆ
かな読み
みてぐらを|ならよりいでて|みづたで|ほづみにいたり|となみはる|さかてをすぎ|いはばしる|かむなびやまに|あさみやに|つかへまつりて|よしのへと|いりますみれば|いにしへおもほゆ
カタカナ読み
ミテグラヲ|ナラヨリイデテ|ミヅタデ|ホヅミニイタリ|トナミハル|サカテヲスギ|イハバシル|カムナビヤマニ|アサミヤニ|ツカヘマツリテ|ヨシノヘト|イリマスミレバ|イニシヘオモホユ
ローマ字読み|大文字
MITEGURAO|NARAYORIIDETE|MIZUTADE|HOZUMINIITARI|TONAMIHARU|SAKATEOSUGI|IHABASHIRU|KAMUNABIYAMANI|ASAMIYANI|TSUKAHEMATSURITE|YOSHINOHETO|IRIMASUMIREBA|INISHIHEOMOHOYU
ローマ字読み|小文字
mitegurao|narayoriidete|mizutade|hozuminiitari|tonamiharu|sakateosugi|ihabashiru|kamunabiyamani|asamiyani|tsukahematsurite|yoshinoheto|irimasumireba|inishiheomohoyu
左注|左註
右二首
事項|分類・ジャンル
雑歌|道行翮|行幸|地名|明日香|吉野|奈良|聖武天皇
校異
特に無し
寛永版本
みてぐらを,[寛]みてくらを,
ならよりいでて,[寛]ならよりいてて,
みづたで,[寛]みつたての,
ほづみにいたり,[寛]ほつみにいたり,
となみはる,[寛]とあみはる,
さかてをすぎ,[寛]さかとをすきて,
いはばしる,[寛]いははしる,
かむなびやまに,[寛]かみなひやまに,
あさみやに[寛],
つかへまつりて[寛],
よしのへと[寛],
いりますみれば,[寛]いりますみれは,
いにしへおもほゆ,[寛]むかしおもほゆ,
巻数
第13巻
作者
不詳