万葉集2863番の原文、読み、作者、左注、事項をまとめます。
万葉集2863番について
歌番号
2863番
原文
淺葉野|立神古|菅根|惻隠誰故|吾不戀|[或本歌曰|誰葉野尓|立志奈比垂]
訓読
浅葉野に立ち神さぶる菅の根のねもころ誰がゆゑ我が恋ひなくに|[或本歌曰|誰が葉野に立ちしなひたる]
かな読み
あさはのに|たちかむさぶる|すがのねの|ねもころたがゆゑ|あがこひなくに|[たがはのに|たちしなひたる]
カタカナ読み
アサハノニ|タチカムサブル|スガノネノ|ネモコロタガユヱ|アガコヒナクニ|[タガハノニ|タチシナヒタル]
ローマ字読み|大文字
ASAHANONI|TACHIKAMUSABURU|SUGANONENO|NEMOKOROTAGAYUE|AGAKOHINAKUNI|[TAGAHANONI|TACHISHINAHITARU]
ローマ字読み|小文字
asahanoni|tachikamusaburu|suganoneno|nemokorotagayue|agakohinakuni|[tagahanoni|tachishinahitaru]
左注|左註
右廿三首柿本朝臣人麻呂之歌集出
事項|分類・ジャンル
略体|植物|序詞|恋情|異伝
校異
特に無し
寛永版本
あさはのに[寛],
たちかむさぶる,[寛]たつみわこすけ,
すがのねの,[寛]ねかくれて,
ねもころたがゆゑ,[寛]たれゆへにかは,
あがこひなくに,[寛]わかこひさらむ,
[たがはのに,[寛]たかはのに,
たちしなひたる][寛],
巻数
第12巻
作者
柿本人麻呂歌集