万葉集1790番の作者・分類、訓読・読み、意味・訳、原文についてまとめます。
万葉集1790番について
歌番号
1790番
原文
秋芽子乎|妻問鹿許曽|一子二|子持有跡五十戸|鹿兒自物|吾獨子之|草枕|客二師徃者|竹珠乎|密貫垂|齋戸尓|木綿取四手而|忌日管|吾思吾子|真好去有欲得
訓読
秋萩を|妻どふ鹿こそ|独り子に|子持てりといへ|鹿子じもの|我が独り子の|草枕|旅にし行けば|竹玉を|繁に貫き垂れ|斎瓮に|木綿取り垂でて|斎ひつつ|我が思ふ我子|ま幸くありこそ
かな読み
あきはぎを|つまどふかこそ|ひとりこに|こもてりといへ|かこじもの|あがひとりこの|くさまくら|たびにしゆけば|たかたまを|しじにぬきたれ|いはひへに|ゆふとりしでて|いはひつつ|あがおもふあこ|まさきくありこそ
カタカナ読み
アキハギヲ|ツマドフカコソ|ヒトリコニ|コモテリトイヘ|カコジモノ|アガヒトリコノ|クサマクラ|タビニシユケバ|タカタマヲ|シジニヌキタレ|イハヒヘニ|ユフトリシデテ|イハヒツツ|アガオモフアコ|マサキクアリコソ
ローマ字読み|大文字
AKIHAGIO|TSUMADOFUKAKOSO|HITORIKONI|KOMOTERITOIHE|KAKOJIMONO|AGAHITORIKONO|KUSAMAKURA|TABINISHIYUKEBA|TAKATAMAO|SHIJININUKITARE|IHAHIHENI|YUFUTORISHIDETE|IHAHITSUTSU|AGAOMOFUAKO|MASAKIKUARIKOSO
ローマ字読み|小文字
akihagio|tsumadofukakoso|hitorikoni|komoteritoihe|kakojimono|agahitorikono|kusamakura|tabinishiyukeba|takatamao|shijininukitare|ihahiheni|yufutorishidete|ihahitsutsu|agaomofuako|masakikuarikoso
左注|左註
特に無し
事項|分類・ジャンル
相聞|母親|愛情|送別|羈旅|餞別|安全|天平5年年紀|植物|動物|枕詞
校異
歌【西】謌【西(訂正)】歌|短歌【西】短謌【西(訂正)】短歌
寛永版本
あきはぎを,[寛]あきはきを,
つまどふかこそ,[寛]つまとふかこそ,
ひとりこに,[寛]ひとつこふたつ,
こもてりといへ,[寛]こもたりといへ,
かこじもの,[寛]かこしもの,
あがひとりこの,[寛]わかひとりこの,
くさまくら[寛],
たびにしゆけば,[寛]たひにしゆけは,
たかたまを[寛],
しじにぬきたれ,[寛]ししにぬきたれ,
いはひへに[寛],
ゆふとりしでて,[寛]ゆふとりしてて,
いはひつつ[寛],
あがおもふあこ,[寛]わかおおふわかこ,
まさきくありこそ,[寛]まよしこきてかなな,
巻数
第9巻
作者
遣唐使母