万葉集1428番の作者・分類、訓読・読み、意味・訳、原文についてまとめます。
万葉集1428番について
歌番号
1428番
原文
忍照|難波乎過而|打靡|草香乃山乎|暮晩尓|吾越来者|山毛世尓|咲有馬酔木乃|不悪|君乎何時|徃而早将見
訓読
おしてる|難波を過ぎて|うち靡く|草香の山を|夕暮れに|我が越え来れば|山も狭に|咲ける馬酔木の|悪しからぬ|君をいつしか|行きて早見む
かな読み
おしてる|なにはをすぎて|うちなびく|くさかのやまを|ゆふぐれに|わがこえくれば|やまもせに|さけるあしびの|あしからぬ|きみをいつしか|ゆきてはやみむ
カタカナ読み
オシテル|ナニハヲスギテ|ウチナビク|クサカノヤマヲ|ユフグレニ|ワガコエクレバ|ヤマモセニ|サケルアシビノ|アシカラヌ|キミヲイツシカ|ユキテハヤミム
ローマ字読み|大文字
OSHITERU|NANIHAOSUGITE|UCHINABIKU|KUSAKANOYAMAO|YUFUGURENI|WAGAKOEKUREBA|YAMAMOSENI|SAKERUASHIBINO|ASHIKARANU|KIMIOITSUSHIKA|YUKITEHAYAMIMU
ローマ字読み|小文字
oshiteru|nanihaosugite|uchinabiku|kusakanoyamao|yufugureni|wagakoekureba|yamamoseni|sakeruashibino|ashikaranu|kimioitsushika|yukitehayamimu
左注|左註
右一首依作者微不顕名字
事項|分類・ジャンル
春雑歌|東大阪市日下町|生駒山|羈旅|望郷|恋情|地名|植物|枕詞
校異
歌【西】謌【西(訂正)】歌
寛永版本
おしてる[寛],
なにはをすぎて,[寛]なにはをすきて,
うちなびく,[寛]うちなひく,
くさかのやまを[寛],
ゆふぐれに,[寛]ゆふくれに,
わがこえくれば,[寛]わかこえくれは,
やまもせに[寛],
さけるあしびの,[寛]さけるつつしの,
あしからぬ,[寛]にくからぬ,
きみをいつしか[寛],
ゆきてはやみむ[寛],
巻数
第8巻
作者
不詳