万葉集1059番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集1059番の作者・分類、訓読・読み、意味・訳、原文についてまとめます。

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万葉集1059番について

歌番号

1059番

原文

三香原|久邇乃京師者|山高|河之瀬清|在吉迹|人者雖云|在吉跡|吾者雖念|故去之|里尓四有者|國見跡|人毛不通|里見者|家裳荒有|波之異耶|如此在家留可|三諸著|鹿脊山際尓|開花之|色目列敷|百鳥之|音名束敷|在<杲>石|住吉里乃|荒樂苦惜哭

訓読

三香の原|久迩の都は|山高み|川の瀬清み|住みよしと|人は言へども|ありよしと|我れは思へど|古りにし|里にしあれば|国見れど|人も通はず|里見れば|家も荒れたり|はしけやし|かくありけるか|みもろつく|鹿背山の際に|咲く花の|色めづらしく|百鳥の|声なつかしく|ありが欲し|住みよき里の|荒るらく惜しも

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かな読み

みかのはら|くにのみやこは|やまたかみ|かはのせきよみ|すみよしと|ひとはいへども|ありよしと|われはおもへど|ふりにし|さとにしあれば|くにみれど|ひともかよはず|さとみれば|いへもあれたり|はしけやし|かくありけるか|みもろつく|かせやまのまに|さくはなの|いろめづらしく|ももとりの|こゑなつかしく|ありがほし|すみよきさとの|あるらくをしも

カタカナ読み

ミカノハラ|クニノミヤコハ|ヤマタカミ|カハノセキヨミ|スミヨシト|ヒトハイヘドモ|アリヨシト|ワレハオモヘド|フリニシ|サトニシアレバ|クニミレド|ヒトモカヨハズ|サトミレバ|イヘモアレタリ|ハシケヤシ|カクアリケルカ|ミモロツク|カセヤマノマニ|サクハナノ|イロメヅラシク|モモトリノ|コヱナツカシク|アリガホシ|スミヨキサトノ|アルラクヲシモ

ローマ字読み|大文字

MIKANOHARA|KUNINOMIYAKOHA|YAMATAKAMI|KAHANOSEKIYOMI|SUMIYOSHITO|HITOHAIHEDOMO|ARIYOSHITO|WAREHAOMOHEDO|FURINISHI|SATONISHIAREBA|KUNIMIREDO|HITOMOKAYOHAZU|SATOMIREBA|IHEMOARETARI|HASHIKEYASHI|KAKUARIKERUKA|MIMOROTSUKU|KASEYAMANOMANI|SAKUHANANO|IROMEZURASHIKU|MOMOTORINO|KOENATSUKASHIKU|ARIGAHOSHI|SUMIYOKISATONO|ARURAKUOSHIMO

ローマ字読み|小文字

mikanohara|kuninomiyakoha|yamatakami|kahanosekiyomi|sumiyoshito|hitohaihedomo|ariyoshito|warehaomohedo|furinishi|satonishiareba|kunimiredo|hitomokayohazu|satomireba|ihemoaretari|hashikeyashi|kakuarikeruka|mimorotsuku|kaseyamanomani|sakuhanano|iromezurashiku|momotorino|koenatsukashiku|arigahoshi|sumiyokisatono|arurakuoshimo

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左注|左註

右廿一首田邊福麻呂之歌集中出也

事項|分類・ジャンル

雑歌|荒都歌|久邇京|京都|地名

校異

歌【西】謌【西(訂正)】歌|短歌【西】短謌【西(訂正)】短歌|在【類】(塙)住|耶(塙【全釈捄よる】)耶思|果->杲【細】【矢】【京】

寛永版本

みかのはら[寛],
くにのみやこは[寛],
やまたかみ[寛],
かはのせきよみ,[寛]かはのせきよし,
すみよしと,[寛]ありよしと,
ひとはいへども,[寛]ひとはいへとも,
ありよしと[寛],
われはおもへど,[寛]われはおもへと,
ふりにし,[寛]ふるされし,
さとにしあれば,[寛]さとにしあれは,
くにみれど,[寛]くにみれと,
ひともかよはず,[寛]ひともかよはす,
さとみれば,[寛]さとみれは,
いへもあれたり[寛],
はしけやし[寛],
かくありけるか[寛],
みもろつく[寛],
かせやまのまに[寛],
さくはなの[寛],
いろめづらしく,[寛]いろめつらしく,
ももとりの[寛],
こゑなつかしく[寛],
ありがほし,[寛]ありかほし,
すみよきさとの,[寛]すみよしさとの,
あるらくをしも,[寛]あれらくをしも,

巻数

第6巻

作者

田辺福麻呂歌集