万葉集1005番の作者・分類、訓読・読み、意味・訳、原文についてまとめます。
万葉集1005番について
歌番号
1005番
原文
八隅知之|我大王之|見給|芳野宮者|山高|雲曽軽引|河速弥|湍之聲曽清寸|神佐備而|見者貴久|宜名倍|見者清之|此山<乃>|盡者耳社|此河乃|絶者耳社|百師紀能|大宮所|止時裳有目
訓読
やすみしし|我が大君の|見したまふ|吉野の宮は|山高み|雲ぞたなびく|川早み|瀬の音ぞ清き|神さびて|見れば貴く|よろしなへ|見ればさやけし|この山の|尽きばのみこそ|この川の|絶えばのみこそ|ももしきの|大宮所|やむ時もあらめ
かな読み
やすみしし|わがおほきみの|めしたまふ|よしののみやは|やまたかみ|くもぞたなびく|かははやみ|せのおとぞきよき|かむさびて|みればたふとき|よろしなへ|みればさやけし|このやまの|つきばのみこそ|このかはの|たえばのみこそ|ももしきの|おほみやところ|やむときもあらめ
カタカナ読み
ヤスミシシ|ワガオホキミノ|メシタマフ|ヨシノノミヤハ|ヤマタカミ|クモゾタナビク|カハハヤミ|セノオトゾキヨキ|カムサビテ|ミレバタフトキ|ヨロシナヘ|ミレバサヤケシ|コノヤマノ|ツキバノミコソ|コノカハノ|タエバノミコソ|モモシキノ|オホミヤトコロ|ヤムトキモアラメ
ローマ字読み|大文字
YASUMISHISHI|WAGAOHOKIMINO|MESHITAMAFU|YOSHINONOMIYAHA|YAMATAKAMI|KUMOZOTANABIKU|KAHAHAYAMI|SENOTOZOKIYOKI|KAMUSABITE|MIREBATAFUTOKI|YOROSHINAHE|MIREBASAYAKESHI|KONOYAMANO|TSUKIBANOMIKOSO|KONOKAHANO|TAEBANOMIKOSO|MOMOSHIKINO|OHOMIYATOKORO|YAMUTOKIMOARAME
ローマ字読み|小文字
yasumishishi|wagaohokimino|meshitamafu|yoshinonomiyaha|yamatakami|kumozotanabiku|kahahayami|senotozokiyoki|kamusabite|mirebatafutoki|yoroshinahe|mirebasayakeshi|konoyamano|tsukibanomikoso|konokahano|taebanomikoso|momoshikino|ohomiyatokoro|yamutokimoarame
左注|左註
特に無し
事項|分類・ジャンル
雑歌|行幸|従駕|応詔|吉野|離宮|宮廷讃美|天平8年6月年紀|地名
校異
部->邊【元】【類】【紀】|歌【西】謌【西(訂正)】歌|短歌【西】短謌【西(訂正)】短哥|久(楓)之|之->乃【元】【類】【紀】
寛永版本
やすみしし[寛],
わがおほきみの,[寛]わかおおきみの,
めしたまふ,[寛]みせたまふ,
よしののみやは[寛],
やまたかみ[寛],
くもぞたなびく,[寛]くもそたなひく,
かははやみ[寛],
せのおとぞきよき,[寛]せのおとそきよき,
かむさびて,[寛]かみさひて,
みればたふとき,[寛]みれはたふとく,
よろしなへ[寛],
みればさやけし,[寛]みれはさやけし,
このやまの[寛],
つきばのみこそ,[寛]つきはのみこそ,
このかはの[寛],
たえばのみこそ,[寛]たえはのみこそ,
ももしきの[寛],
おほみやところ[寛],
やむときもあらめ[寛],
巻数
第6巻
作者
山部赤人