万葉集973番の作者・分類、訓読・読み、意味・訳、原文についてまとめます。
万葉集973番について
歌番号
973番
原文
食國|遠乃御朝庭尓|汝等之|如是退去者|平久|吾者将遊|手抱而|我者将御在|天皇朕|宇頭乃御手以|掻撫曽|祢宜賜|打撫曽|祢宜賜|将還来日|相飲酒曽|此豊御酒者
訓読
食す国の|遠の朝廷に|汝らが|かく罷りなば|平けく|我れは遊ばむ|手抱きて|我れはいまさむ|天皇我れ|うづの御手もち|かき撫でぞ|ねぎたまふ|うち撫でぞ|ねぎたまふ|帰り来む日|相飲まむ酒ぞ|この豊御酒は
かな読み
をすくにの|とほのみかどに|いましらが|かくまかりなば|たひらけく|われはあそばむ|たむだきて|われはいまさむ|すめらわれ|うづのみてもち|かきなでぞ|ねぎたまふ|うちなでぞ|ねぎたまふ|かへりこむひ|あひのまむきぞ|このとよみきは
カタカナ読み
ヲスクニノ|トホノミカドニ|イマシラガ|カクマカリナバ|タヒラケク|ワレハアソバム|タムダキテ|ワレハイマサム|スメラワレ|ウヅノミテモチ|カキナデゾ|ネギタマフ|ウチナデゾ|ネギタマフ|カヘリコムヒ|アヒノマムキゾ|コノトヨミキハ
ローマ字読み|大文字
OSUKUNINO|TOHONOMIKADONI|IMASHIRAGA|KAKUMAKARINABA|TAHIRAKEKU|WAREHAASOBAMU|TAMUDAKITE|WAREHAIMASAMU|SUMERAWARE|UZUNOMITEMOCHI|KAKINADEZO|NEGITAMAFU|UCHINADEZO|NEGITAMAFU|KAHERIKOMUHI|AHINOMAMUKIZO|KONOTOYOMIKIHA
ローマ字読み|小文字
osukunino|tohonomikadoni|imashiraga|kakumakarinaba|tahirakeku|warehaasobamu|tamudakite|warehaimasamu|sumeraware|uzunomitemochi|kakinadezo|negitamafu|uchinadezo|negitamafu|kaherikomuhi|ahinomamukizo|konotoyomikiha
左注|左註
右御歌者或云太上天皇御製也
事項|分類・ジャンル
雑歌|作者異伝|送別|大夫|天平4年年紀|枕詞|餞別|宴席
校異
歌【西】謌【西(訂正)】歌|短歌【西】短哥【西(訂正)】短歌
寛永版本
をすくにの,[寛]をしくにの,
とほのみかどに,[寛]とほのみかとに,
いましらが,[寛]なれかかく,
かくまかりなば,[寛]いててしゆけは,
たひらけく[寛],
われはあそばむ,[寛]われはあそはむ,
たむだきて,[寛]たにきりて,
われはいまさむ[寛],
すめらわれ,[寛]きみのわか,
うづのみてもち,[寛]うつのみてもて,
かきなでぞ,[寛]かきなてそ,
ねぎたまふ,[寛]ねきたまひ,
うちなでぞ,[寛]うちなてそ,
ねぎたまふ,[寛]ねきたまひ,
かへりこむひ[寛],
あひのまむきぞ,[寛]あひのまむさけそ,
このとよみきは[寛],
巻数
第6巻
作者
聖武天皇