万葉集917番の作者・分類、訓読・読み、意味・訳、原文についてまとめます。
万葉集917番について
歌番号
917番
原文
安見知之|和期大王之|常宮等|仕奉流|左日鹿野由|背<匕>尓所見|奥嶋|清波瀲尓|風吹者|白浪左和伎|潮干者|玉藻苅管|神代従|然曽尊吉|玉津嶋夜麻
訓読
やすみしし|我ご大君の|常宮と|仕へ奉れる|雑賀野ゆ|そがひに見ゆる|沖つ島|清き渚に|風吹けば|白波騒き|潮干れば|玉藻刈りつつ|神代より|しかぞ貴き|玉津島山
かな読み
やすみしし|わごおほきみの|とこみやと|つかへまつれる|さひかのゆ|そがひにみゆる|おきつしま|きよきなぎさに|かぜふけば|しらなみさわき|しほふれば|たまもかりつつ|かむよより|しかぞたふとき|たまつしまやま
カタカナ読み
ヤスミシシ|ワゴオホキミノ|トコミヤト|ツカヘマツレル|サヒカノユ|ソガヒニミユル|オキツシマ|キヨキナギサニ|カゼフケバ|シラナミサワキ|シホフレバ|タマモカリツツ|カムヨヨリ|シカゾタフトキ|タマツシマヤマ
ローマ字読み|大文字
YASUMISHISHI|WAGOHOKIMINO|TOKOMIYATO|TSUKAHEMATSURERU|SAHIKANOYU|SOGAHINIMIYURU|OKITSUSHIMA|KIYOKINAGISANI|KAZEFUKEBA|SHIRANAMISAWAKI|SHIHOFUREBA|TAMAMOKARITSUTSU|KAMUYOYORI|SHIKAZOTAFUTOKI|TAMATSUSHIMAYAMA
ローマ字読み|小文字
yasumishishi|wagohokimino|tokomiyato|tsukahematsureru|sahikanoyu|sogahinimiyuru|okitsushima|kiyokinagisani|kazefukeba|shiranamisawaki|shihofureba|tamamokaritsutsu|kamuyoyori|shikazotafutoki|tamatsushimayama
左注|左註
右年月不記|但称従駕玉津嶋也|因今檢注行幸年月以載之焉
事項|分類・ジャンル
雑歌|紀州|和歌山|行幸|神亀1年10月5日年紀|土地讃美|羈旅|地名|枕詞
校異
歌【西】謌【西(訂正)】歌|短歌【西】短謌【西(訂正)】短歌|上->匕【西(右貼紙)】【元】【金】
寛永版本
やすみしし[寛],
わごおほきみの,[寛]わかおほきみの,
とこみやと[寛],
つかへまつれる[寛],
さひかのゆ[寛],
そがひにみゆる,[寛]そかひにみゆる,
おきつしま[寛],
きよきなぎさに,[寛]きよきなきさに,
かぜふけば,[寛]かせふけは,
しらなみさわき[寛],
しほふれば,[寛]しほひれは,
たまもかりつつ[寛],
かむよより,[寛]かみよより,
しかぞたふとき,[寛]しかそたふとき,
たまつしまやま[寛],
巻数
第6巻
作者
山部赤人