万葉集813番の作者・分類、訓読・読み、意味・訳、原文についてまとめます。
万葉集813番について
歌番号
813番
原文
可既麻久波|阿夜尓可斯故斯|多良志比咩|可尾能弥許等|可良久尓遠|武氣多比良宜弖|弥許々呂遠|斯豆迷多麻布等|伊刀良斯弖|伊波比多麻比斯|麻多麻奈須|布多都能伊斯乎|世人尓|斯咩斯多麻比弖|余呂豆余尓|伊比都具可祢等|和多能曽許|意枳都布可延乃|宇奈可美乃|故布乃波良尓|美弖豆可良|意可志多麻比弖|可武奈何良|可武佐備伊麻須|久志美多麻|伊麻能遠都豆尓|多布刀伎呂可儛
訓読
かけまくは|あやに畏し|足日女|神の命|韓国を|向け平らげて|御心を|鎮めたまふと|い取らして|斎ひたまひし|真玉なす|二つの石を|世の人に|示したまひて|万代に|言ひ継ぐかねと|海の底|沖つ深江の|海上の|子負の原に|御手づから|置かしたまひて|神ながら|神さびいます|奇し御魂|今のをつづに|貴きろかむ
かな読み
かけまくは|あやにかしこし|たらしひめ|かみのみこと|からくにを|むけたひらげて|みこころを|しづめたまふと|いとらして|いはひたまひし|またまなす|ふたつのいしを|よのひとに|しめしたまひて|よろづよに|いひつぐかねと|わたのそこ|おきつふかえの|うなかみの|こふのはらに|みてづから|おかしたまひて|かむながら|かむさびいます|くしみたま|いまのをつづに|たふときろかむ
カタカナ読み
カケマクハ|アヤニカシコシ|タラシヒメ|カミノミコト|カラクニヲ|ムケタヒラゲテ|ミココロヲ|シヅメタマフト|イトラシテ|イハヒタマヒシ|マタマナス|フタツノイシヲ|ヨノヒトニ|シメシタマヒテ|ヨロヅヨニ|イヒツグカネト|ワタノソコ|オキツフカエノ|ウナカミノ|コフノハラニ|ミテヅカラ|オカシタマヒテ|カムナガラ|カムサビイマス|クシミタマ|イマノヲツヅニ|タフトキロカム
ローマ字読み|大文字
KAKEMAKUHA|AYANIKASHIKOSHI|TARASHIHIME|KAMINOMIKOTO|KARAKUNIO|MUKETAHIRAGETE|MIKOKORO|SHIZUMETAMAFUTO|ITORASHITE|IHAHITAMAHISHI|MATAMANASU|FUTATSUNOISHIO|YONOHITONI|SHIMESHITAMAHITE|YOROZUYONI|IHITSUGUKANETO|WATANOSOKO|OKITSUFUKAENO|UNAKAMINO|KOFUNOHARANI|MITEZUKARA|OKASHITAMAHITE|KAMUNAGARA|KAMUSABIIMASU|KUSHIMITAMA|IMANOTSUZUNI|TAFUTOKIROKAMU
ローマ字読み|小文字
kakemakuha|ayanikashikoshi|tarashihime|kaminomikoto|karakunio|muketahiragete|mikokoro|shizumetamafuto|itorashite|ihahitamahishi|matamanasu|futatsunoishio|yonohitoni|shimeshitamahite|yorozuyoni|ihitsugukaneto|watanosoko|okitsufukaeno|unakamino|kofunoharani|mitezukara|okashitamahite|kamunagara|kamusabiimasu|kushimitama|imanotsuzuni|tafutokirokamu
左注|左註
右事傳言那珂<郡>伊知郷蓑嶋人建部牛麻呂是也
事項|分類・ジャンル
伝説|鎮懐石|神功皇后|福岡|古事記|地名
校異
歌【西】謌【西(訂正)】歌
寛永版本
かけまくは[寛],
あやにかしこし[寛],
たらしひめ[寛],
かみのみこと[寛],
からくにを[寛],
むけたひらげて,[寛]むけたひらけて,
みこころを[寛],
しづめたまふと,[寛]しつめたまふと,
いとらして[寛],
いはひたまひし[寛],
またまなす[寛],
ふたつのいしを[寛],
よのひとに[寛],
しめしたまひて[寛],
よろづよに,[寛]よろつよに,
いひつぐかねと,[寛]いひつくかねと,
わたのそこ[寛],
おきつふかえの[寛],
うなかみの[寛],
こふのはらに[寛],
みてづから,[寛]みてつから,
おかしたまひて[寛],
かむながら,[寛]かむなから,
かむさびいます,[寛]かむさひいます,
くしみたま[寛],
いまのをつづに,[寛]いまのおつつに,
たふときろかむ,[寛]たふときろかも,
巻数
第5巻
作者
山上憶良