万葉集380番の作者・分類、訓読・読み、意味・訳、原文についてまとめます。
万葉集380番について
歌番号
380番
原文
木綿疊|手取持而|如此谷母|吾波乞甞|君尓不相鴨
訓読
木綿畳手に取り持ちてかくだにも我れは祈ひなむ君に逢はじかも
かな読み
ゆふたたみ|てにとりもちて|かくだにも|あれはこひなむ|きみにあはじかも
カタカナ読み
ユフタタミ|テニトリモチテ|カクダニモ|アレハコヒナム|キミニアハジカモ
ローマ字読み|大文字
YUFUTATAMI|TENITORIMOCHITE|KAKUDANIMO|AREHAKOHINAMU|KIMINIAHAJIKAMO
ローマ字読み|小文字
yufutatami|tenitorimochite|kakudanimo|arehakohinamu|kiminiahajikamo
左注|左註
右歌者|以天平五年冬十一月供祭大伴氏神之時|聊作此歌|故曰祭神歌
事項|分類・ジャンル
雑歌|奈良|神祭|恋情|地名
校異
歌【西】謌|此歌【西】此謌
寛永版本
ゆふたたみ[寛],
てにとりもちて[寛],
かくだにも,[寛]かくたにも,
あれはこひなむ,[寛]われはこひなむ,
きみにあはじかも,[寛]きみにあはしかも,
巻数
第3巻
作者
坂上郎女