万葉集|第17巻の和歌一覧

万葉集の第17巻を一覧にまとめました。

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万葉集の第17巻一覧

3890 我が背子を安我松原よ見わたせば海人娘子ども玉藻刈る見ゆ
3891 荒津の海潮干潮満ち時はあれどいづれの時か我が恋ひざらむ
3892 礒ごとに海人の釣舟泊てにけり我が船泊てむ礒の知らなく
3893 昨日こそ船出はせしか鯨魚取り比治奇の灘を今日見つるかも
3894 淡路島門渡る船の楫間にも我れは忘れず家をしぞ思ふ
3895 たまはやす武庫の渡りに天伝ふ日の暮れ行けば家をしぞ思ふ
3896 家にてもたゆたふ命波の上に思ひし居れば奥か知らずも一云浮きてし居れば
3897 大海の奥かも知らず行く我れをいつ来まさむと問ひし子らはも
3898 大船の上にし居れば天雲のたどきも知らず歌ひこそ我が背
3899 海人娘子漁り焚く火のおぼほしく角の松原思ほゆるかも
3900 織女し舟乗りすらしまそ鏡清き月夜に雲立ちわたる
3901 み冬継ぎ春は来たれど梅の花君にしあらねば招く人もなし
3902 梅の花み山としみにありともやかくのみ君は見れど飽かにせむ
3903 春雨に萌えし柳か梅の花ともに後れぬ常の物かも
3904 梅の花いつは折らじといとはねど咲きの盛りは惜しきものなり
3905 遊ぶ内の楽しき庭に梅柳折りかざしてば思ひなみかも
3906 御園生の百木の梅の散る花し天に飛び上がり雪と降りけむ
3907 山背の久迩の都は春されば花咲きををり秋されば黄葉にほひ帯ばせる泉の川の上つ瀬に打橋渡し淀瀬には浮橋渡しあり通ひ仕へまつらむ万代までに
3908 たたなめて泉の川の水脈絶えず仕へまつらむ大宮ところ
3909 橘は常花にもが霍公鳥住むと来鳴かば聞かぬ日なけむ
3910 玉に貫く楝を家に植ゑたらば山霍公鳥離れず来むかも
3911 あしひきの山辺に居れば霍公鳥木の間立ち潜き鳴かぬ日はなし
3912 霍公鳥何の心ぞ橘の玉貫く月し来鳴き響むる
3913 霍公鳥楝の枝に行きて居ば花は散らむな玉と見るまで
3914 霍公鳥今し来鳴かば万代に語り継ぐべく思ほゆるかも
3915 あしひきの山谷越えて野づかさに今は鳴くらむ鴬の声
3916 橘のにほへる香かも霍公鳥鳴く夜の雨にうつろひぬらむ
3917 霍公鳥夜声なつかし網ささば花は過ぐとも離れずか鳴かむ
3918 橘のにほへる園に霍公鳥鳴くと人告ぐ網ささましを
3919 あをによし奈良の都は古りぬれどもと霍公鳥鳴かずあらなくに
3920 鶉鳴く古しと人は思へれど花橘のにほふこの宿
3921 かきつばた衣に摺り付け大夫の着襲ひ猟する月は来にけり
3922 降る雪の白髪までに大君に仕へまつれば貴くもあるか
3923 天の下すでに覆ひて降る雪の光りを見れば貴くもあるか
3924 山の狭そことも見えず一昨日も昨日も今日も雪の降れれば
3925 新しき年の初めに豊の年しるすとならし雪の降れるは
3926 大宮の内にも外にも光るまで降れる白雪見れど飽かぬかも
3927 草枕旅行く君を幸くあれと斎瓮据ゑつ我が床の辺に
3928 今のごと恋しく君が思ほえばいかにかもせむするすべのなさ
3929 旅に去にし君しも継ぎて夢に見ゆ我が片恋の繁ければかも
3930 道の中国つみ神は旅行きもし知らぬ君を恵みたまはな
3931 君により我が名はすでに龍田山絶えたる恋の繁きころかも
3932 須磨人の海辺常去らず焼く塩の辛き恋をも我れはするかも
3933 ありさりて後も逢はむと思へこそ露の命も継ぎつつ渡れ
3934 なかなかに死なば安けむ君が目を見ず久ならばすべなかるべし
3935 隠り沼の下ゆ恋ひあまり白波のいちしろく出でぬ人の知るべく
3936 草枕旅にしばしばかくのみや君を遣りつつ我が恋ひ居らむ
3937 草枕旅去にし君が帰り来む月日を知らむすべの知らなく
3938 かくのみや我が恋ひ居らむぬばたまの夜の紐だに解き放けずして
3939 里近く君がなりなば恋ひめやともとな思ひし我れぞ悔しき
3940 万代に心は解けて我が背子が捻みし手見つつ忍びかねつも
3941 鴬の鳴くくら谷にうちはめて焼けは死ぬとも君をし待たむ
3942 松の花花数にしも我が背子が思へらなくにもとな咲きつつ
3943 秋の田の穂向き見がてり我が背子がふさ手折り来るをみなへしかも
3944 をみなへし咲きたる野辺を行き廻り君を思ひ出た廻り来ぬ
3945 秋の夜は暁寒し白栲の妹が衣手着むよしもがも
3946 霍公鳥鳴きて過ぎにし岡びから秋風吹きぬよしもあらなくに
3947 今朝の朝明秋風寒し遠つ人雁が来鳴かむ時近みかも
3948 天離る鄙に月経ぬしかれども結ひてし紐を解きも開けなくに
3949 天離る鄙にある我れをうたがたも紐解き放けて思ほすらめや
3950 家にして結ひてし紐を解き放けず思ふ心を誰れか知らむも
3951 ひぐらしの鳴きぬる時はをみなへし咲きたる野辺を行きつつ見べし
3952 妹が家に伊久里の杜の藤の花今来む春も常かくし見む
3953 雁がねは使ひに来むと騒くらむ秋風寒みその川の上に
3954 馬並めていざ打ち行かな渋谿の清き礒廻に寄する波見に
3955 ぬばたまの夜は更けぬらし玉櫛笥二上山に月かたぶきぬ
3956 奈呉の海人の釣する舟は今こそば舟棚打ちてあへて漕ぎ出め
3957 天離る鄙治めにと大君の任けのまにまに出でて来し我れを送るとあをによし奈良山過ぎて泉川清き河原に馬留め別れし時にま幸くて我れ帰り来む平らけく斎ひて待てと語らひて来し日の極み玉桙の道をた遠み山川の隔りてあれば恋しけく日長きものを見まく欲り思ふ間に玉梓の使の来れば嬉しみと我が待ち問ふにおよづれのたはこととかもはしきよし汝弟の命なにしかも時しはあらむをはだすすき穂に出づる秋の萩の花にほへる宿を言斯人為性好愛花草花樹而多<植>於寝院之庭故謂之花薫庭也朝庭に出で立ち平し夕庭に踏み平げず佐保の内の里を行き過ぎあしひきの山の木末に白雲に立ちたなびくと我れに告げつる佐保山火葬故謂之佐保の内の里を行き過ぎ
3958 ま幸くと言ひてしものを白雲に立ちたなびくと聞けば悲しも
3959 かからむとかねて知りせば越の海の荒礒の波も見せましものを
3960 庭に降る雪は千重敷くしかのみに思ひて君を我が待たなくに
3961 白波の寄する礒廻を漕ぐ舟の楫取る間なく思ほえし君
3962 大君の任けのまにまに大夫の心振り起しあしひきの山坂越えて天離る鄙に下り来息だにもいまだ休めず年月もいくらもあらぬにうつせみの世の人なればうち靡き床に臥い伏し痛けくし日に異に増さるたらちねの母の命の大船のゆくらゆくらに下恋にいつかも来むと待たすらむ心寂しくはしきよし妻の命も明けくれば門に寄り立ち衣手を折り返しつつ夕されば床打ち払ひぬばたまの黒髪敷きていつしかと嘆かすらむぞ妹も兄も若き子どもはをちこちに騒き泣くらむ玉桙の道をた遠み間使も遺るよしもなし思ほしき言伝て遣らず恋ふるにし心は燃えぬたまきはる命惜しけど為むすべのたどきを知らにかくしてや荒し男すらに嘆き伏せらむ
3963 世間は数なきものか春花の散りのまがひに死ぬべき思へば
3964 山川のそきへを遠みはしきよし妹を相見ずかくや嘆かむ
3965 春の花今は盛りににほふらむ折りてかざさむ手力もがも
3966 鴬の鳴き散らすらむ春の花いつしか君と手折りかざさむ
3967 山峽に咲ける桜をただ一目君に見せてば何をか思はむ
3968 鴬の来鳴く山吹うたがたも君が手触れず花散らめやも
3969 大君の任けのまにまにしなざかる越を治めに出でて来しますら我れすら世間の常しなければうち靡き床に臥い伏し痛けくの日に異に増せば悲しけくここに思ひ出いらなけくそこに思ひ出嘆くそら安けなくに思ふそら苦しきものをあしひきの山きへなりて玉桙の道の遠けば間使も遣るよしもなみ思ほしき言も通はずたまきはる命惜しけどせむすべのたどきを知らに隠り居て思ひ嘆かひ慰むる心はなしに春花の咲ける盛りに思ふどち手折りかざさず春の野の茂み飛び潜く鴬の声だに聞かず娘子らが春菜摘ますと紅の赤裳の裾の春雨ににほひひづちて通ふらむ時の盛りをいたづらに過ぐし遣りつれ偲はせる君が心をうるはしみこの夜すがらに寐も寝ずに今日もしめらに恋ひつつぞ居る
3970 あしひきの山桜花一目だに君とし見てば我れ恋ひめやも
3971 山吹の茂み飛び潜く鴬の声を聞くらむ君は羨しも
3972 出で立たむ力をなみと隠り居て君に恋ふるに心どもなし
3973 大君の命畏みあしひきの山野さはらず天離る鄙も治むる大夫やなにか物思ふあをによし奈良道来通ふ玉梓の使絶えめや隠り恋ひ息づきわたり下思に嘆かふ我が背いにしへゆ言ひ継ぎくらし世間は数なきものぞ慰むることもあらむと里人の我れに告ぐらく山びには桜花散り貌鳥の間なくしば鳴く春の野にすみれを摘むと白栲の袖折り返し紅の赤裳裾引き娘子らは思ひ乱れて君待つとうら恋すなり心ぐしいざ見に行かなことはたなゆひ
3974 山吹は日に日に咲きぬうるはしと我が思ふ君はしくしく思ほゆ
3975 我が背子に恋ひすべながり葦垣の外に嘆かふ我れし悲しも
3976 咲けりとも知らずしあらば黙もあらむこの山吹を見せつつもとな
3977 葦垣の外にも君が寄り立たし恋ひけれこそば夢に見えけれ
3978 妹も我れも心は同じたぐへれどいやなつかしく相見れば常初花に心ぐしめぐしもなしにはしけやし我が奥妻大君の命畏みあしひきの山越え野行き天離る鄙治めにと別れ来しその日の極みあらたまの年行き返り春花のうつろふまでに相見ねばいたもすべなみ敷栲の袖返しつつ寝る夜おちず夢には見れどうつつにし直にあらねば恋しけく千重に積もりぬ近くあらば帰りにだにもうち行きて妹が手枕さし交へて寝ても来ましを玉桙の道はし遠く関さへにへなりてあれこそよしゑやしよしはあらむぞ霍公鳥来鳴かむ月にいつしかも早くなりなむ卯の花のにほへる山をよそのみも振り放け見つつ近江道にい行き乗り立ちあをによし奈良の我家にぬえ鳥のうら泣けしつつ下恋に思ひうらぶれ門に立ち夕占問ひつつ我を待つと寝すらむ妹を逢ひてはや見む
3979 あらたまの年返るまで相見ねば心もしのに思ほゆるかも
3980 ぬばたまの夢にはもとな相見れど直にあらねば恋ひやまずけり
3981 あしひきの山きへなりて遠けども心し行けば夢に見えけり
3982 春花のうつろふまでに相見ねば月日数みつつ妹待つらむぞ
3983 あしひきの山も近きを霍公鳥月立つまでに何か来鳴かぬ
3984 玉に貫く花橘をともしみしこの我が里に来鳴かずあるらし
3985 射水川い行き廻れる玉櫛笥二上山は春花の咲ける盛りに秋の葉のにほへる時に出で立ちて振り放け見れば神からやそこば貴き山からや見が欲しからむ統め神の裾廻の山の渋谿の崎の荒礒に朝なぎに寄する白波夕なぎに満ち来る潮のいや増しに絶ゆることなくいにしへゆ今のをつつにかくしこそ見る人ごとに懸けて偲はめ
3986 渋谿の崎の荒礒に寄する波いやしくしくにいにしへ思ほゆ
3987 玉櫛笥二上山に鳴く鳥の声の恋しき時は来にけり
3988 ぬばたまの月に向ひて霍公鳥鳴く音遥けし里遠みかも
3989 奈呉の海の沖つ白波しくしくに思ほえむかも立ち別れなば
3990 我が背子は玉にもがもな手に巻きて見つつ行かむを置きて行かば惜し
3991 もののふの八十伴の男の思ふどち心遣らむと馬並めてうちくちぶりの白波の荒礒に寄する渋谿の崎た廻り松田江の長浜過ぎて宇奈比川清き瀬ごとに鵜川立ちか行きかく行き見つれどもそこも飽かにと布勢の海に舟浮け据ゑて沖辺漕ぎ辺に漕ぎ見れば渚にはあぢ群騒き島廻には木末花咲きここばくも見のさやけきか玉櫛笥二上山に延ふ蔦の行きは別れずあり通ひいや年のはに思ふどちかくし遊ばむ今も見るごと
3992 布勢の海の沖つ白波あり通ひいや年のはに見つつ偲はむ
3993 藤波は咲きて散りにき卯の花は今ぞ盛りとあしひきの山にも野にも霍公鳥鳴きし響めばうち靡く心もしのにそこをしもうら恋しみと思ふどち馬打ち群れて携はり出で立ち見れば射水川港の渚鳥朝なぎに潟にあさりし潮満てば夫呼び交す羨しきに見つつ過ぎ行き渋谿の荒礒の崎に沖つ波寄せ来る玉藻片縒りに蘰に作り妹がため手に巻き持ちてうらぐはし布勢の水海に海人船にま楫掻い貫き白栲の袖振り返しあどもひて我が漕ぎ行けば乎布の崎花散りまがひ渚には葦鴨騒きさざれ波立ちても居ても漕ぎ廻り見れども飽かず秋さらば黄葉の時に春さらば花の盛りにかもかくも君がまにまとかくしこそ見も明らめめ絶ゆる日あらめや
3994 白波の寄せ来る玉藻世の間も継ぎて見に来む清き浜びを
3995 玉桙の道に出で立ち別れなば見ぬ日さまねみ恋しけむかも一云見ぬ日久しみ恋しけむかも
3996 我が背子が国へましなば霍公鳥鳴かむ五月は寂しけむかも
3997 我れなしとなわび我が背子霍公鳥鳴かむ五月は玉を貫かさね
3998 我が宿の花橘を花ごめに玉にぞ我が貫く待たば苦しみ
3999 都辺に立つ日近づく飽くまでに相見て行かな恋ふる日多けむ
4000 天離る鄙に名懸かす越の中国内ことごと山はしもしじにあれども川はしも多に行けども統め神の領きいます新川のその立山に常夏に雪降り敷きて帯ばせる片貝川の清き瀬に朝夕ごとに立つ霧の思ひ過ぎめやあり通ひいや年のはによそのみも振り放け見つつ万代の語らひぐさといまだ見ぬ人にも告げむ音のみも名のみも聞きて羨しぶるがね
4001 立山に降り置ける雪を常夏に見れども飽かず神からならし
4002 片貝の川の瀬清く行く水の絶ゆることなくあり通ひ見む
4003 朝日さしそがひに見ゆる神ながら御名に帯ばせる白雲の千重を押し別け天そそり高き立山冬夏と別くこともなく白栲に雪は降り置きて古ゆあり来にければこごしかも岩の神さびたまきはる幾代経にけむ立ちて居て見れども異し峰高み谷を深みと落ちたぎつ清き河内に朝さらず霧立ちわたり夕されば雲居たなびき雲居なす心もしのに立つ霧の思ひ過ぐさず行く水の音もさやけく万代に言ひ継ぎゆかむ川し絶えずは
4004 立山に降り置ける雪の常夏に消ずてわたるは神ながらとぞ
4005 落ちたぎつ片貝川の絶えぬごと今見る人もやまず通はむ
4006 かき数ふ二上山に神さびて立てる栂の木本も枝も同じときはにはしきよし我が背の君を朝去らず逢ひて言どひ夕されば手携はりて射水川清き河内に出で立ちて我が立ち見れば東風の風いたくし吹けば港には白波高み妻呼ぶと渚鳥は騒く葦刈ると海人の小舟は入江漕ぐ楫の音高しそこをしもあやに羨しみ偲ひつつ遊ぶ盛りを天皇の食す国なれば御言持ち立ち別れなば後れたる君はあれども玉桙の道行く我れは白雲のたなびく山を岩根踏み越えへなりなば恋しけく日の長けむぞそこ思へば心し痛し霍公鳥声にあへ貫く玉にもが手に巻き持ちて朝夕に見つつ行かむを置きて行かば惜し
4007 我が背子は玉にもがもな霍公鳥声にあへ貫き手に巻きて行かむ
4008 あをによし奈良を来離れ天離る鄙にはあれど我が背子を見つつし居れば思ひ遣ることもありしを大君の命畏み食す国の事取り持ちて若草の足結ひ手作り群鳥の朝立ち去なば後れたる我れや悲しき旅に行く君かも恋ひむ思ふそら安くあらねば嘆かくを留めもかねて見わたせば卯の花山の霍公鳥音のみし泣かゆ朝霧の乱るる心言に出でて言はばゆゆしみ砺波山手向けの神に幣奉り我が祈ひ祷まくはしけやし君が直香をま幸くもありた廻り月立たば時もかはさずなでしこが花の盛りに相見しめとぞ
4009 玉桙の道の神たち賄はせむ我が思ふ君をなつかしみせよ
4010 うら恋し我が背の君はなでしこが花にもがもな朝な朝な見む
4011 大君の遠の朝廷ぞみ雪降る越と名に追へる天離る鄙にしあれば山高み川とほしろし野を広み草こそ茂き鮎走る夏の盛りと島つ鳥鵜養が伴は行く川の清き瀬ごとに篝さしなづさひ上る露霜の秋に至れば野も多に鳥すだけりと大夫の友誘ひて鷹はしもあまたあれども矢形尾の我が大黒に大黒者蒼鷹之名也白塗の鈴取り付けて朝猟に五百つ鳥立て夕猟に千鳥踏み立て追ふ毎に許すことなく手放れもをちもかやすきこれをおきてまたはありがたしさ慣らへる鷹はなけむと心には思ひほこりて笑まひつつ渡る間に狂れたる醜つ翁の言だにも我れには告げずとの曇り雨の降る日を鳥猟すと名のみを告りて三島野をそがひに見つつ二上の山飛び越えて雲隠り翔り去にきと帰り来てしはぶれ告ぐれ招くよしのそこになければ言ふすべのたどきを知らに心には火さへ燃えつつ思ひ恋ひ息づきあまりけだしくも逢ふことありやとあしひきのをてもこのもに鳥網張り守部を据ゑてちはやぶる神の社に照る鏡倭文に取り添へ祈ひ祷みて我が待つ時に娘子らが夢に告ぐらく汝が恋ふるその秀つ鷹は松田江の浜行き暮らしつなし捕る氷見の江過ぎて多古の島飛びた廻り葦鴨のすだく古江に一昨日も昨日もありつ近くあらばいま二日だみ遠くあらば七日のをちは過ぎめやも来なむ我が背子ねもころにな恋ひそよとぞいまに告げつる
4012 矢形尾の鷹を手に据ゑ三島野に猟らぬ日まねく月ぞ経にける
4013 二上のをてもこのもに網さして我が待つ鷹を夢に告げつも
4014 松反りしひにてあれかもさ山田の翁がその日に求めあはずけむ
4015 心には緩ふことなく須加の山すかなくのみや恋ひわたりなむ
4016 婦負の野のすすき押しなべ降る雪に宿借る今日し悲しく思ほゆ
4017 あゆの風越俗語東風謂之あゆの風是也いたく吹くらし奈呉の海人の釣する小船漕ぎ隠る見ゆ
4018 港風寒く吹くらし奈呉の江に妻呼び交し鶴多に鳴く一云鶴騒くなり
4019 天離る鄙ともしるくここだくも繁き恋かもなぐる日もなく
4020 越の海の信濃濱名也の浜を行き暮らし長き春日も忘れて思へや
4021 雄神川紅にほふ娘子らし葦付水松之類取ると瀬に立たすらし
4022 鵜坂川渡る瀬多みこの我が馬の足掻きの水に衣濡れにけり
4023 婦負川の早き瀬ごとに篝さし八十伴の男は鵜川立ちけり
4024 立山の雪し消らしも延槻の川の渡り瀬鐙漬かすも
4025 志雄路から直越え来れば羽咋の海朝なぎしたり船楫もがも
4026 鳥総立て船木伐るといふ能登の島山今日見れば木立繁しも幾代神びぞ
4027 香島より熊来をさして漕ぐ船の楫取る間なく都し思ほゆ
4028 妹に逢はず久しくなりぬ饒石川清き瀬ごとに水占延へてな
4029 珠洲の海に朝開きして漕ぎ来れば長浜の浦に月照りにけり
4030 鴬は今は鳴かむと片待てば霞たなびき月は経につつ
4031 中臣の太祝詞言言ひ祓へ贖ふ命も誰がために汝れ
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万葉集|第17巻の和歌一覧

万葉集4031番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集4031番の原文、読み、作者、左注、事項をまとめます。万葉集4031番について歌番号4031番原文奈加等美乃|敷刀能里等|伊比波良倍|安布伊能知毛|多我多米尓奈礼訓読中臣の太祝詞言言ひ祓へ贖ふ命も誰がために汝れかな読みなかとみの|ふと...
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万葉集4025番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集4025番の原文、読み、作者、左注、事項をまとめます。万葉集4025番について歌番号4025番原文之乎路可良|多太古要久礼婆|波久比能海|安佐奈藝思多理|船梶母我毛訓読志雄路から直越え来れば羽咋の海朝なぎしたり船楫もがもかな読みしをぢ...
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万葉集4010番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集4010番の原文、読み、作者、左注、事項をまとめます。万葉集4010番について歌番号4010番原文宇良故非之|和賀勢能伎美波|奈泥之故我|波奈尓毛我母奈|安佐奈々々見牟訓読うら恋し我が背の君はなでしこが花にもがもな朝な朝な見むかな読み...
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万葉集4026番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集4026番の原文、読み、作者、左注、事項をまとめます。万葉集4026番について歌番号4026番原文登夫佐多氐|船木伎流等伊|能登乃嶋山|今日見者|許太知之氣思物|伊久代神備曽訓読鳥総立て船木伐るといふ能登の島山今日見れば木立繁しも幾代...
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万葉集4011番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集4011番の原文、読み、作者、左注、事項をまとめます。万葉集4011番について歌番号4011番原文大王乃|等保能美可度曽|美雪落|越登名尓於敝流|安麻射可流|比奈尓之安礼婆|山高美|河登保之呂思|野乎比呂美|久佐許曽之既吉|安由波之流...
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万葉集4027番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集4027番の原文、読み、作者、左注、事項をまとめます。万葉集4027番について歌番号4027番原文香嶋欲里|久麻吉乎左之氐|許具布祢能|河治等流間奈久|京之於母由訓読香島より熊来をさして漕ぐ船の楫取る間なく都し思ほゆかな読みかしまより...
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万葉集4012番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集4012番の原文、読み、作者、左注、事項をまとめます。万葉集4012番について歌番号4012番原文矢形尾能|多加乎手尓須恵|美之麻野尓|可良奴日麻祢久|都奇曽倍尓家流訓読矢形尾の鷹を手に据ゑ三島野に猟らぬ日まねく月ぞ経にけるかな読みや...
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万葉集4028番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集4028番の原文、読み、作者、左注、事項をまとめます。万葉集4028番について歌番号4028番原文伊母尓安波受|比左思久奈里奴|尓藝之河波|伎欲吉瀬其登尓|美奈宇良波倍弖奈訓読妹に逢はず久しくなりぬ饒石川清き瀬ごとに水占延へてなかな読...
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万葉集4013番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集4013番の原文、読み、作者、左注、事項をまとめます。万葉集4013番について歌番号4013番原文二上能|乎弖母許能母尓|安美佐之弖|安我麻都多可乎|伊米尓都氣追母訓読二上のをてもこのもに網さして我が待つ鷹を夢に告げつもかな読みふたが...
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万葉集4029番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集4029番の原文、読み、作者、左注、事項をまとめます。万葉集4029番について歌番号4029番原文珠洲能宇美尓|安佐良伎之弖|許藝久礼婆|奈我麻能宇良尓|都奇氐理尓家里訓読珠洲の海に朝開きして漕ぎ来れば長浜の浦に月照りにけりかな読みす...
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万葉集4014番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集4014番の原文、読み、作者、左注、事項をまとめます。万葉集4014番について歌番号4014番原文麻追我敝里|之比尓弖安礼可母|佐夜麻太乃|乎治我其日尓|母等米安波受家牟訓読松反りしひにてあれかもさ山田の翁がその日に求めあはずけむかな...
万葉集|第17巻の和歌一覧

万葉集4030番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集4030番の原文、読み、作者、左注、事項をまとめます。万葉集4030番について歌番号4030番原文宇具比須波|伊麻波奈可牟等|可多麻氐|可須美多奈妣吉|都奇波倍尓都追訓読鴬は今は鳴かむと片待てば霞たなびき月は経につつかな読みうぐひすは...
万葉集|第17巻の和歌一覧

万葉集4015番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集4015番の原文、読み、作者、左注、事項をまとめます。万葉集4015番について歌番号4015番原文情尓波|由流布許等奈久|須加能夜麻|須加奈久能未也|孤悲和多利奈牟訓読心には緩ふことなく須加の山すかなくのみや恋ひわたりなむかな読みここ...
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万葉集4016番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集4016番の原文、読み、作者、左注、事項をまとめます。万葉集4016番について歌番号4016番原文賣比能野能|須々吉於之奈倍|布流由伎尓|夜度加流家敷之|可奈之久於毛倍遊訓読婦負の野のすすき押しなべ降る雪に宿借る今日し悲しく思ほゆかな...
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万葉集4017番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集4017番の原文、読み、作者、左注、事項をまとめます。万葉集4017番について歌番号4017番原文東風||伊多久布久良之|奈呉乃安麻能|都利須流乎夫祢|許藝可久流見由訓読あゆの風||いたく吹くらし奈呉の海人の釣する小船漕ぎ隠る見ゆかな...
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万葉集4018番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集4018番の原文、読み、作者、左注、事項をまとめます。万葉集4018番について歌番号4018番原文美奈刀可是|佐牟久布久良之|奈呉乃江尓|都麻欲可波之|多豆左波尓奈久|訓読港風寒く吹くらし奈呉の江に妻呼び交し鶴多に鳴く|かな読みみなと...
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万葉集4019番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集4019番の原文、読み、作者、左注、事項をまとめます。万葉集4019番について歌番号4019番原文安麻射可流|比奈等毛之流久|許己太久母|之氣伎孤悲可毛|奈具流日毛奈久訓読天離る鄙ともしるくここだくも繁き恋かもなぐる日もなくかな読みあ...
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万葉集4020番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集4020番の原文、読み、作者、左注、事項をまとめます。万葉集4020番について歌番号4020番原文故之能宇美能|信濃乃波麻乎|由伎久良之|奈我伎波流比毛|和須礼弖於毛倍也訓読越の海の信濃の浜を行き暮らし長き春日も忘れて思へやかな読みこ...
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万葉集4021番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集4021番の原文、読み、作者、左注、事項をまとめます。万葉集4021番について歌番号4021番原文乎加未河|久礼奈為尓保布|乎等賣良之|葦附等流登|湍尓多々須良之訓読雄神川紅にほふ娘子らし葦付取ると瀬に立たすらしかな読みをかみがは|く...
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万葉集4022番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集4022番の原文、読み、作者、左注、事項をまとめます。万葉集4022番について歌番号4022番原文宇佐可河|和多流瀬於保美|許乃安我馬乃|安我枳乃美豆尓|伎々礼尓家里訓読鵜坂川渡る瀬多みこの我が馬の足掻きの水に衣濡れにけりかな読みうさ...
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万葉集4023番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集4023番の原文、読み、作者、左注、事項をまとめます。万葉集4023番について歌番号4023番原文賣比河波能|波夜伎瀬其等尓|可我里佐之|夜蘇登毛乃乎波|宇加波多知家里訓読婦負川の早き瀬ごとに篝さし八十伴の男は鵜川立ちけりかな読みめひ...
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万葉集4024番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集4024番の原文、読み、作者、左注、事項をまとめます。万葉集4024番について歌番号4024番原文多知夜麻乃|由吉之久良之毛|波比都奇能|可波能和多理瀬|安夫美都加須毛訓読立山の雪し消らしも延槻の川の渡り瀬鐙漬かすもかな読みたちやまの...
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万葉集3993番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集3993番の原文、読み、作者、左注、事項をまとめます。万葉集3993番について歌番号3993番原文布治奈美波|佐岐弖知理尓伎|宇能波奈波|伊麻曽佐可理等|安之比奇能|夜麻尓毛野尓毛|保登等藝須|奈伎之等与米婆|宇知奈妣久|許己呂毛之努...
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万葉集4009番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集4009番の原文、読み、作者、左注、事項をまとめます。万葉集4009番について歌番号4009番原文多麻保許|美知能可多知|麻比波勢牟|安賀於毛布伎美乎|奈都可之美勢余訓読玉桙の道の神たち賄はせむ我が思ふ君をなつかしみせよかな読みたまほ...
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万葉集3994番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集3994番の原文、読み、作者、左注、事項をまとめます。万葉集3994番について歌番号3994番原文之良奈美能|与世久流多麻毛|余能安比太母|都藝弖民仁許武|吉欲伎波麻備乎訓読白波の寄せ来る玉藻世の間も継ぎて見に来む清き浜びをかな読みし...
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万葉集3995番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集3995番の原文、読み、作者、左注、事項をまとめます。万葉集3995番について歌番号3995番原文多麻保許乃|美知尓伊泥多知|和可礼奈婆|見奴日佐麻祢美|孤悲思家武可母|訓読玉桙の道に出で立ち別れなば見ぬ日さまねみ恋しけむかも|かな読...
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万葉集3996番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集3996番の原文、読み、作者、左注、事項をまとめます。万葉集3996番について歌番号3996番原文和我勢古我|久尓敝麻之奈婆|保等登藝須|奈可牟佐都奇波|佐夫之家牟可母訓読我が背子が国へましなば霍公鳥鳴かむ五月は寂しけむかもかな読みわ...
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万葉集3997番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集3997番の原文、読み、作者、左注、事項をまとめます。万葉集3997番について歌番号3997番原文安礼奈之等|奈和備和我勢故|保登等藝須|奈可牟佐都奇波|多麻乎奴香佐祢訓読我れなしとなわび我が背子霍公鳥鳴かむ五月は玉を貫かさねかな読み...
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万葉集3998番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集3998番の原文、読み、作者、左注、事項をまとめます。万葉集3998番について歌番号3998番原文和我夜度能|花橘乎|波奈其米尓|多麻尓曽安我奴久|麻多婆苦流之美訓読我が宿の花橘を花ごめに玉にぞ我が貫く待たば苦しみかな読みわがやどの|...
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万葉集3999番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集3999番の原文、読み、作者、左注、事項をまとめます。万葉集3999番について歌番号3999番原文美夜故敝尓|多都日知可豆久|安久麻弖尓|安比見而由可奈|故布流比於保家牟訓読都辺に立つ日近づく飽くまでに相見て行かな恋ふる日多けむかな読...
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万葉集4000番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集4000番の原文、読み、作者、左注、事項をまとめます。万葉集4000番について歌番号4000番原文安麻射可流|比奈尓名可加須|古思能奈可|久奴知許登其等|夜麻波之母|之自尓安礼登毛|加波々之母|佐波尓由氣等毛|須賣加未能|宇之波伎伊麻...
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万葉集4001番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集4001番の原文、読み、作者、左注、事項をまとめます。万葉集4001番について歌番号4001番原文多知夜麻尓|布里於家流由伎乎|登己奈都尓|見礼等母安可受|加武賀良奈良之訓読立山に降り置ける雪を常夏に見れども飽かず神からならしかな読み...
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万葉集4002番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集4002番の原文、読み、作者、左注、事項をまとめます。万葉集4002番について歌番号4002番原文可多加比能|可波能瀬伎欲久|由久美豆能|多由流許登奈久|安里我欲比見牟訓読片貝の川の瀬清く行く水の絶ゆることなくあり通ひ見むかな読みかた...
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万葉集4003番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集4003番の原文、読み、作者、左注、事項をまとめます。万葉集4003番について歌番号4003番原文阿佐比左之|曽我比尓見由流|可無奈我良|弥奈尓於婆勢流|之良久母能|知邊乎於之和氣|安麻曽々理|多可吉多知夜麻|布由奈都登|和久許等母奈...
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万葉集4004番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集4004番の原文、読み、作者、左注、事項をまとめます。万葉集4004番について歌番号4004番原文多知夜麻尓|布理於家流由伎能|等許奈都尓|氣受弖和多流波|可無奈我良等曽訓読立山に降り置ける雪の常夏に消ずてわたるは神ながらとぞかな読み...
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万葉集4005番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集4005番の原文、読み、作者、左注、事項をまとめます。万葉集4005番について歌番号4005番原文於知多藝都|可多加比我波能|多延奴期等|伊麻見流比等母|夜麻受可欲波牟訓読落ちたぎつ片貝川の絶えぬごと今見る人もやまず通はむかな読みおち...
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万葉集4006番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集4006番の原文、読み、作者、左注、事項をまとめます。万葉集4006番について歌番号4006番原文可伎加蘇布|敷多我美夜麻尓|可牟佐備弖|多氐流都我能奇|毛等母延毛|於夜自得伎波尓|波之伎与之|和我世乃伎美乎|安佐左良受|安比弖許登騰...
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万葉集4007番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集4007番の原文、読み、作者、左注、事項をまとめます。万葉集4007番について歌番号4007番原文和我勢故|多麻尓母我毛奈|保登等伎須|許恵尓安倍奴吉|手尓麻伎弖由可牟訓読我が背子は玉にもがもな霍公鳥声にあへ貫き手に巻きて行かむかな読...
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万葉集3992番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集3992番の原文、読み、作者、左注、事項をまとめます。万葉集3992番について歌番号3992番原文布勢能宇美能|意枳都之良奈美|安利我欲比|伊夜登偲能波尓|見都追思播牟訓読布勢の海の沖つ白波あり通ひいや年のはに見つつ偲はむかな読みふせ...
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万葉集4008番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集4008番の原文、読み、作者、左注、事項をまとめます。万葉集4008番について歌番号4008番原文安遠邇与之|奈良乎伎波奈礼|阿麻射可流|比奈尓波安礼登|和賀勢故乎|見都追志乎礼婆|於毛比夜流|許等母安利之乎|於保伎美乃|美許等可之古...
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万葉集3977番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集3977番の原文、読み、作者、左注、事項をまとめます。万葉集3977番について歌番号3977番原文安之可伎能|保加尓母伎美我|余里多々志|孤悲家礼許婆|伊米尓見要家礼訓読葦垣の外にも君が寄り立たし恋ひけれこそば夢に見えけれかな読みあし...
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万葉集3978番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集3978番の原文、読み、作者、左注、事項をまとめます。万葉集3978番について歌番号3978番原文妹毛吾毛|許己呂波於夜自|多具敝礼登|伊夜奈都可之久|相見|登許波都波奈尓|情具之|眼具之毛奈之尓|波思家夜之|安我於久豆麻|大王能|美...
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万葉集3979番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集3979番の原文、読み、作者、左注、事項をまとめます。万葉集3979番について歌番号3979番原文安良多麻|登之可敝流麻泥|安比見祢婆|許己呂毛之努尓|於母保由流香聞訓読あらたまの年返るまで相見ねば心もしのに思ほゆるかもかな読みあらた...
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万葉集3980番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集3980番の原文、読み、作者、左注、事項をまとめます。万葉集3980番について歌番号3980番原文奴婆多麻乃|伊米尓母等奈|安比見礼騰|多太尓安良祢婆|孤悲夜麻受家里訓読ぬばたまの夢にはもとな相見れど直にあらねば恋ひやまずけりかな読み...
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万葉集3981番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集3981番の原文、読み、作者、左注、事項をまとめます。万葉集3981番について歌番号3981番原文安之比奇能|夜麻伎敝奈里氐|等保家騰母|許己呂之遊氣婆|伊米尓美要家里訓読あしひきの山きへなりて遠けども心し行けば夢に見えけりかな読みあ...
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万葉集3982番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集3982番の原文、読み、作者、左注、事項をまとめます。万葉集3982番について歌番号3982番原文春花能|宇都路布麻泥尓|相見祢|月日餘美都追|伊母麻都良牟曽訓読春花のうつろふまでに相見ねば月日数みつつ妹待つらむぞかな読みはるはなの|...
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万葉集3983番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集3983番の原文、読み、作者、左注、事項をまとめます。万葉集3983番について歌番号3983番原文安思比奇能|夜麻毛知可吉乎|保登等藝須|都奇多都麻泥尓|奈仁加吉奈可奴訓読あしひきの山も近きを霍公鳥月立つまでに何か来鳴かぬかな読みあし...
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万葉集3984番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集3984番の原文、読み、作者、左注、事項をまとめます。万葉集3984番について歌番号3984番原文多麻尓奴久|波奈多知奈乎|等毛之美思|己能和我佐刀尓|伎奈可受安流良之訓読玉に貫く花橘をともしみしこの我が里に来鳴かずあるらしかな読みた...
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万葉集3985番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集3985番の原文、読み、作者、左注、事項をまとめます。万葉集3985番について歌番号3985番原文伊美都河泊|伊由伎米具礼流|多麻久之氣|布多我美山者|波流波奈乃|佐家流左加利尓|安吉葉乃|尓保敝流等伎尓|出立氐|布里佐氣見礼婆|可牟...
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万葉集3986番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集3986番の原文、読み、作者、左注、事項をまとめます。万葉集3986番について歌番号3986番原文之夫多尓能|佐伎能安里蘇尓|与須流奈美|伊夜思久思久尓|伊尓之敝於母保由訓読渋谿の崎の荒礒に寄する波いやしくしくにいにしへ思ほゆかな読み...