万葉集3961番の原文、読み、作者、左注、事項をまとめます。
万葉集3961番について
歌番号
3961番
原文
白浪乃|余須流伊蘇<未>乎|榜船乃|可治登流間奈久|於母保要之伎美
訓読
白波の寄する礒廻を漕ぐ舟の楫取る間なく思ほえし君
かな読み
しらなみの|よするいそみを|こぐふねの|かぢとるまなく|おもほえしきみ
カタカナ読み
シラナミノ|ヨスルイソミヲ|コグフネノ|カヂトルマナク|オモホエシキミ
ローマ字読み|大文字
SHIRANAMINO|YOSURUISOMIO|KOGUFUNENO|KAJITORUMANAKU|OMOHOESHIKIMI
ローマ字読み|小文字
shiranamino|yosuruisomio|kogufuneno|kajitorumanaku|omohoeshikimi
左注|左註
右以天平十八年八月掾大伴宿祢池主附大帳使赴向京師|而同年十一月還到本任|仍設詩酒之宴弾絲飲樂|是<日>也白雪忽降積地尺餘|此時也復漁夫之船入海浮瀾|爰守大伴宿祢家持寄情二眺聊裁所心
事項|分類・ジャンル
天平18年11月年紀|宴席|大伴池主|恋情|寄物陳思|高岡|富山
校異
末->未【温】|天平十八年八月【元】八月|->日【元】【類】【紀】
寛永版本
しらなみの[寛],
よするいそみを,[寛]よするいそまを,
こぐふねの,[寛]こくふねの,
かぢとるまなく,[寛]かちとるまなく,
おもほえしきみ[寛],
巻数
第17巻
作者
大伴家持