万葉集3857番の原文、読み、作者、左注、事項をまとめます。
万葉集3857番について
歌番号
3857番
原文
飯喫騰|味母不在|雖行徃|安久毛不有|赤根佐須|君之情志|忘可祢津藻
訓読
飯食めど|うまくもあらず|行き行けど|安くもあらず|あかねさす|君が心し|忘れかねつも
かな読み
いひはめど|うまくもあらず|ゆきゆけど|やすくもあらず|あかねさす|きみがこころし|わすれかねつも
カタカナ読み
イヒハメド|ウマクモアラズ|ユキユケド|ヤスクモアラズ|アカネサス|キミガココロシ|ワスレカネツモ
ローマ字読み|大文字
IHIHAMEDO|UMAKUMOARAZU|YUKIYUKEDO|YASUKUMOARAZU|AKANESASU|KIMIGAKOKOROSHI|WASUREKANETSUMO
ローマ字読み|小文字
ihihamedo|umakumoarazu|yukiyukedo|yasukumoarazu|akanesasu|kimigakokoroshi|wasurekanetsumo
左注|左註
右歌一首傳云|佐為王有近習婢也|于時宿直不遑夫君難遇|感情馳結係戀實深|於是當宿之夜夢裏相見|覺寤<探>抱曽無觸手|尓乃哽咽歔欷高聲吟詠此歌|因王聞之哀慟永免侍宿也
事項|分類・ジャンル
雑歌|枕詞|伝承|佐為王婢|遊仙窟|恋情|誦詠
校異
採->探【尼】【紀】
寛永版本
いひはめど,[寛]いひはめと,
うまくもあらず,[寛]うまくもあらす,
ゆきゆけど,[寛]ありけとも,
やすくもあらず,[寛]やすくもあらす,
あかねさす[寛],
きみがこころし,[寛]きみかこころし,
わすれかねつも[寛],
巻数
第16巻
作者
不詳