万葉集3839番の原文、読み、作者、左注、事項をまとめます。
万葉集3839番について
歌番号
3839番
原文
吾兄子之|犢鼻尓為流|都夫礼石之|吉野乃山尓|氷魚曽懸有|[懸有反云|佐<我>礼流]
訓読
我が背子が犢鼻にするつぶれ石の吉野の山に氷魚ぞ下がれる|[懸有反云|佐<我>礼流]
かな読み
わがせこが|たふさきにする|つぶれいしの|よしののやまに|ひをぞさがれる
カタカナ読み
ワガセコガ|タフサキニスル|ツブレイシノ|ヨシノノヤマニ|ヒヲゾサガレル
ローマ字読み|大文字
WAGASEKOGA|TAFUSAKINISURU|TSUBUREISHINO|YOSHINONOYAMANI|HIOZOSAGARERU
ローマ字読み|小文字
wagasekoga|tafusakinisuru|tsubureishino|yoshinonoyamani|hiozosagareru
左注|左註
右歌者舎人親王令侍座曰|或有作無所由之歌人者賜以錢帛|于時大舎人|安倍朝臣子祖父乃作斯歌獻上|登時以所募物錢二千文給之也
事項|分類・ジャンル
雑歌|舎人親王|即興|宴席|報償|伝承|誦詠|地名|吉野|奈良
校異
家->我【類】【古】(塙)【尼】義|歌【西】哥
寛永版本
わがせこが,[寛]わかせこか,
たふさきにする[寛],
つぶれいしの,[寛]つふれいしの,
よしののやまに[寛],
ひをぞさがれる,[寛]ひをそさかれる,
巻数
第16巻
作者
安倍子祖父