万葉集3346番の原文、読み、作者、左注、事項をまとめます。
万葉集3346番について
歌番号
3346番
原文
欲見者|雲居所見|愛|十羽能松原|小子等|率和出将見|琴酒者|國丹放甞|別避者|宅仁離南|乾坤之|神志恨之|草枕|此羈之氣尓|妻應離哉
訓読
見欲しきは|雲居に見ゆる|うるはしき|鳥羽の松原|童ども|いざわ出で見む|こと放けば|国に放けなむ|こと放けば|家に放けなむ|天地の|神し恨めし|草枕|この旅の日に|妻放くべしや
かな読み
みほしきは|くもゐにみゆる|うるはしき|とばのまつばら|わらはども|いざわいでみむ|ことさけば|くににさけなむ|ことさけば|いへにさけなむ|あめつちの|かみしうらめし|くさまくら|このたびのけに|つまさくべしや
カタカナ読み
ミホシキハ|クモヰニミユル|ウルハシキ|トバノマツバラ|ワラハドモ|イザワイデミム|コトサケバ|クニニサケナム|コトサケバ|イヘニサケナム|アメツチノ|カミシウラメシ|クサマクラ|コノタビノケニ|ツマサクベシヤ
ローマ字読み|大文字
MIHOSHIKIHA|KUMOINIMIYURU|URUHASHIKI|TOBANOMATSUBARA|WARAHADOMO|IZAWAIDEMIMU|KOTOSAKEBA|KUNINISAKENAMU|KOTOSAKEBA|IHENISAKENAMU|AMETSUCHINO|KAMISHIURAMESHI|KUSAMAKURA|KONOTABINOKENI|TSUMASAKUBESHIYA
ローマ字読み|小文字
mihoshikiha|kumoinimiyuru|uruhashiki|tobanomatsubara|warahadomo|izawaidemimu|kotosakeba|kuninisakenamu|kotosakeba|ihenisakenamu|ametsuchino|kamishiurameshi|kusamakura|konotabinokeni|tsumasakubeshiya
左注|左註
右二首
事項|分類・ジャンル
挽歌|地名|亡妻歌|羈旅|行旅死
校異
特に無し
寛永版本
みほしきは,[寛]みまくほりは,
くもゐにみゆる,[寛]くもゐにみえて,
うるはしき,[寛]うつくしき,
とばのまつばら,[寛]とはのまつはら,
わらはども,[寛]みとりこと,
いざわいでみむ,[寛]いさやいてみむ,
ことさけば,[寛]ことさけは,
くににさけなむ[寛],
ことさけば,[寛]わかれなは,
いへにさけなむ,[寛]いへにかれなむ,
あめつちの[寛],
かみしうらめし[寛],
くさまくら[寛],
このたびのけに,[寛]このたひのけに,
つまさくべしや,[寛]つまかるへしや,
巻数
第13巻
作者
不詳