万葉集3327番の原文、読み、作者、左注、事項をまとめます。
万葉集3327番について
歌番号
3327番
原文
百小竹之|三野王|金厩|立而飼駒|角厩|立而飼駒|草社者|取而飼<曰戸>|水社者|挹而飼<曰戸>|何然|大分青馬之|鳴立鶴
訓読
百小竹の|三野の王|西の馬屋に|立てて飼ふ駒|東の馬屋に|立てて飼ふ駒|草こそば|取りて飼ふと言へ|水こそば|汲みて飼ふと言へ|何しかも|葦毛の馬の|いなき立てつる
かな読み
ももしのの|みののおほきみ|にしのうまやに|たててかふこま|ひむがしのうまやに|たててかふこま|くさこそば|とりてかふといへ|みづこそば|くみてかふといへ|なにしかも|あしげのうまの|いなきたてつる
カタカナ読み
モモシノノ|ミノノオホキミ|ニシノウマヤニ|タテテカフコマ|ヒムガシノウマヤニ|タテテカフコマ|クサコソバ|トリテカフトイヘ|ミヅコソバ|クミテカフトイヘ|ナニシカモ|アシゲノウマノ|イナキタテツル
ローマ字読み|大文字
MOMOSHINONO|MINONOHOKIMI|NISHINOMAYANI|TATETEKAFUKOMA|HIMUGASHINOMAYANI|TATETEKAFUKOMA|KUSAKOSOBA|TORITEKAFUTOIHE|MIZUKOSOBA|KUMITEKAFUTOIHE|NANISHIKAMO|ASHIGENOMANO|INAKITATETSURU
ローマ字読み|小文字
momoshinono|minonohokimi|nishinomayani|tatetekafukoma|himugashinomayani|tatetekafukoma|kusakosoba|toritekafutoihe|mizukosoba|kumitekafutoihe|nanishikamo|ashigenomano|inakitatetsuru
左注|左註
右二首
事項|分類・ジャンル
挽歌|枕詞|動物|美努王|譬喩|皇子挽歌
校異
旱->曰戸【岩波古典大系】|旱->曰戸【岩波古典大系】
寛永版本
ももしのの,[寛]ももささの,
みののおほきみ[寛],
にしのうまやに,[寛]にしのうまや,
たててかふこま[寛],
ひむがしのうまやに,[寛]ひむかしのうまや,
たててかふこま[寛],
くさこそば,[寛]くさこそは,
とりてかふといへ,[寛]とりてかへかに,
みづこそば,[寛]みつこそは,
くみてかふといへ,[寛]くみてかへかに,
なにしかも[寛],
あしげのうまの,[寛]あしけのうまの,
いなきたてつる,[寛]いはへたてつる,
巻数
第13巻
作者
不詳