万葉集3301番の原文、読み、作者、左注、事項をまとめます。
万葉集3301番について
歌番号
3301番
原文
神風之|伊勢<乃>海之|朝奈伎尓|来依深海松|暮奈藝尓|来因俣海松|深海松乃|深目師吾乎|俣海松乃|復去反|都麻等不言登可聞|思保世流君
訓読
神風の|伊勢の海の|朝なぎに|来寄る深海松|夕なぎに|来寄る俣海松|深海松の|深めし我れを|俣海松の|また行き帰り|妻と言はじとかも|思ほせる君
かな読み
かむかぜの|いせのうみの|あさなぎに|きよるふかみる|ゆふなぎに|きよるまたみる|ふかみるの|ふかめしわれを|またみるの|またゆきかへり|つまといはじとかも|おもほせるきみ
カタカナ読み
カムカゼノ|イセノウミノ|アサナギニ|キヨルフカミル|ユフナギニ|キヨルマタミル|フカミルノ|フカメシワレヲ|マタミルノ|マタユキカヘリ|ツマトイハジトカモ|オモホセルキミ
ローマ字読み|大文字
KAMUKAZENO|ISENOMINO|ASANAGINI|KIYORUFUKAMIRU|YUFUNAGINI|KIYORUMATAMIRU|FUKAMIRUNO|FUKAMESHIWAREO|MATAMIRUNO|MATAYUKIKAHERI|TSUMATOIHAJITOKAMO|OMOHOSERUKIMI
ローマ字読み|小文字
kamukazeno|isenomino|asanagini|kiyorufukamiru|yufunagini|kiyorumatamiru|fukamiruno|fukameshiwareo|matamiruno|matayukikaheri|tsumatoihajitokamo|omohoserukimi
左注|左註
右一首
事項|分類・ジャンル
相聞|地名|伊勢|三重県|枕詞|女歌|民謡|植物|怨恨
校異
之->乃【元】【天】【類】
寛永版本
かむかぜの,[寛]かみかせの,
いせのうみの[寛],
あさなぎに,[寛]あさなきに,
きよるふかみる[寛],
ゆふなぎに,[寛]ゆふなきに,
きよるまたみる[寛],
ふかみるの[寛],
ふかめしわれを[寛],
またみるの[寛],
またゆきかへり[寛],
つまといはじとかも,[寛]つまといはしとかも,
おもほせるきみ[寛],
巻数
第13巻
作者
不詳