万葉集1749番の作者・分類、訓読・読み、意味・訳、原文についてまとめます。
万葉集1749番について
歌番号
1749番
原文
白雲乃|立田山乎|夕晩尓|打越去者|瀧上之|櫻花者|開有者|落過祁里|含有者|可開継|許知<期>智乃|花之盛尓|雖不見<在>|君之三行者|今西應有
訓読
白雲の|龍田の山を|夕暮れに|うち越え行けば|瀧の上の|桜の花は|咲きたるは|散り過ぎにけり|ふふめるは|咲き継ぎぬべし|こちごちの|花の盛りに|あらずとも|君がみ行きは|今にしあるべし
かな読み
しらくもの|たつたのやまを|ゆふぐれに|うちこえゆけば|たきのうへの|さくらのはなは|さきたるは|ちりすぎにけり|ふふめるは|さきつぎぬべし|こちごちの|はなのさかりに|あらずとも|きみがみゆきは|いまにしあるべし
カタカナ読み
シラクモノ|タツタノヤマヲ|ユフグレニ|ウチコエユケバ|タキノウヘノ|サクラノハナハ|サキタルハ|チリスギニケリ|フフメルハ|サキツギヌベシ|コチゴチノ|ハナノサカリニ|アラズトモ|キミガミユキハ|イマニシアルベシ
ローマ字読み|大文字
SHIRAKUMONO|TATSUTANOYAMAO|YUFUGURENI|UCHIKOEYUKEBA|TAKINOHENO|SAKURANOHANAHA|SAKITARUHA|CHIRISUGINIKERI|FUFUMERUHA|SAKITSUGINUBESHI|KOCHIGOCHINO|HANANOSAKARINI|ARAZUTOMO|KIMIGAMIYUKIHA|IMANISHIARUBESHI
ローマ字読み|小文字
shirakumono|tatsutanoyamao|yufugureni|uchikoeyukeba|takinoheno|sakuranohanaha|sakitaruha|chirisuginikeri|fufumeruha|sakitsuginubeshi|kochigochino|hananosakarini|arazutomo|kimigamiyukiha|imanishiarubeshi
左注|左註
右件歌者高橋連蟲麻呂歌集中出
事項|分類・ジャンル
雑歌|奈良|餞別|天平6年3月年紀|難波|大阪|風神|鎮花|地名|枕詞|植物
校異
斯->期【藍】【類】【紀】|左右->在【新訓万葉集】(塙)左右
寛永版本
しらくもの[寛],
たつたのやまを[寛],
ゆふぐれに,[寛]ゆふくれに,
うちこえゆけば,[寛]うちこえゆけは,
たきのうへの[寛],
さくらのはなは[寛],
さきたるは[寛],
ちりすぎにけり,[寛]ちりすきにけり,
ふふめるは,[寛]つほめるは,
さきつぎぬべし,[寛]さきつきぬへし,
こちごちの,[寛]こちこちの,
はなのさかりに[寛],
あらずとも,[寛]みなとまて,
きみがみゆきは,[寛]きみかみゆきは,
いまにしあるべし,[寛]いまにしあるへし,
巻数
第9巻
作者
高橋虫麻呂歌集