万葉集1019番の作者・分類、訓読・読み、意味・訳、原文についてまとめます。
万葉集1019番について
歌番号
1019番
原文
石上|振乃尊者|弱女乃|或尓縁而|馬自物|縄取附|肉自物|弓笶圍而|王|命恐|天離|夷部尓退|古衣|又打山従|還来奴香聞
訓読
石上|布留の命は|手弱女の|惑ひによりて|馬じもの|縄取り付け|獣じもの|弓矢囲みて|大君の|命畏み|天離る|鄙辺に罷る|古衣|真土の山ゆ|帰り来ぬかも
かな読み
いそのかみ|ふるのみことは|たわやめの|まどひによりて|うまじもの|なはとりつけ|ししじもの|ゆみやかくみて|おほきみの|みことかしこみ|あまざかる|ひなへにまかる|ふるころも|まつちのやまゆ|かへりこぬかも
カタカナ読み
イソノカミ|フルノミコトハ|タワヤメノ|マドヒニヨリテ|ウマジモノ|ナハトリツケ|シシジモノ|ユミヤカクミテ|オホキミノ|ミコトカシコミ|アマザカル|ヒナヘニマカル|フルコロモ|マツチノヤマユ|カヘリコヌカモ
ローマ字読み|大文字
ISONOKAMI|FURUNOMIKOTOHA|TAWAYAMENO|MADOHINIYORITE|UMAJIMONO|NAHATORITSUKE|SHISHIJIMONO|YUMIYAKAKUMITE|OHOKIMINO|MIKOTOKASHIKOMI|AMAZAKARU|HINAHENIMAKARU|FURUKOROMO|MATSUCHINOYAMAYU|KAHERIKONUKAMO
ローマ字読み|小文字
isonokami|furunomikotoha|tawayameno|madohiniyorite|umajimono|nahatoritsuke|shishijimono|yumiyakakumite|ohokimino|mikotokashikomi|amazakaru|hinahenimakaru|furukoromo|matsuchinoyamayu|kaherikonukamo
左注|左註
特に無し
事項|分類・ジャンル
雑歌|石上乙麻呂|流罪|久米若賣|密通|天平11年年紀|土佐|高知|同情|歌語り
校異
歌【西】謌【西(訂正)】歌|短歌【西】短哥【西(訂正)】短歌
寛永版本
いそのかみ[寛],
ふるのみことは[寛],
たわやめの[寛],
まどひによりて,[寛]まとひによりて,
うまじもの,[寛]むましもの,
なはとりつけ,[寛]なはとりつけて,
ししじもの,[寛]しししもの,
ゆみやかくみて,[寛]ゆみやかこみて,
おほきみの[寛],
みことかしこみ[寛],
あまざかる,[寛]あまさかる,
ひなへにまかる,[寛]ひなへにまかり,
ふるころも[寛],
まつちのやまゆ,[寛]まつちやまより,
かへりこぬかも[寛],
巻数
第6巻
作者
不詳