万葉集1004番の作者・分類、訓読・読み、意味・訳、原文についてまとめます。
万葉集1004番について
歌番号
1004番
原文
不所念|来座君乎|<佐>保<川>乃|河蝦不令聞|還都流香聞
訓読
思ほえず来ましし君を佐保川のかはづ聞かせず帰しつるかも
かな読み
おもほえず|きまししきみを|さほがはの|かはづきかせず|かへしつるかも
カタカナ読み
オモホエズ|キマシシキミヲ|サホガハノ|カハヅキカセズ|カヘシツルカモ
ローマ字読み|大文字
OMOHOEZU|KIMASHISHIKIMIO|SAHOGAHANO|KAHAZUKIKASEZU|KAHESHITSURUKAMO
ローマ字読み|小文字
omohoezu|kimashishikimio|sahogahano|kahazukikasezu|kaheshitsurukamo
左注|左註
右内<匠>大属按作村主益人聊設<飲饌>以饗長官佐為王|未及日斜王既還歸|於時益人怜惜不猒之歸仍作此歌
事項|分類・ジャンル
雑歌|宴席|主人|も賸渧賖|佐為王|別悞|哀惜|地名|奈良
校異
歌【西】謌【西(訂正)】歌|左->佐【元】【類】【紀】|河->川【元】【類】【紀】|匠寮->匠【元】【紀】|饌飲->飲饌【元】【紀】|歌【西】謌
寛永版本
おもほえず,[寛]おもほえす,
きまししきみを,[寛]きませるきみを,
さほがはの,[寛]さほかはの,
かはづきかせず,[寛]かはつきかせて,
かへしつるかも,[寛]かへりつるかも,
巻数
第6巻
作者
按作益人