万葉集938番の作者・分類、訓読・読み、意味・訳、原文についてまとめます。
万葉集938番について
歌番号
938番
原文
八隅知之|吾大王乃|神随|高所知流|稲見野能|大海乃原笶|荒妙|藤井乃浦尓|鮪釣等|海人船散動|塩焼等|人曽左波尓有|浦乎吉美|宇倍毛釣者為|濱乎吉美|諾毛塩焼|蟻徃来|御覧母知師|清白濱
訓読
やすみしし|我が大君の|神ながら|高知らせる|印南野の|大海の原の|荒栲の|藤井の浦に|鮪釣ると|海人舟騒き|塩焼くと|人ぞさはにある|浦をよみ|うべも釣りはす|浜をよみ|うべも塩焼く|あり通ひ|見さくもしるし|清き白浜
かな読み
やすみしし|わがおほきみの|かむながら|たかしらせる|いなみのの|おふみのはらの|あらたへの|ふぢゐのうらに|しびつると|あまぶねさわき|しほやくと|ひとぞさはにある|うらをよみ|うべもつりはす|はまをよみ|うべもしほやく|ありがよひ|みさくもしるし|きよきしらはま
カタカナ読み
ヤスミシシ|ワガオホキミノ|カムナガラ|タカシラセル|イナミノノ|オフミノハラノ|アラタヘノ|フヂヰノウラニ|シビツルト|アマブネサワキ|シホヤクト|ヒトゾサハニアル|ウラヲヨミ|ウベモツリハス|ハマヲヨミ|ウベモシホヤク|アリガヨヒ|ミサクモシルシ|キヨキシラハマ
ローマ字読み|大文字
YASUMISHISHI|WAGAOHOKIMINO|KAMUNAGARA|TAKASHIRASERU|INAMINONO|OFUMINOHARANO|ARATAHENO|FUJIINORANI|SHIBITSURUTO|AMABUNESAWAKI|SHIHOYAKUTO|HITOZOSAHANIARU|URAOYOMI|UBEMOTSURIHASU|HAMAOYOMI|UBEMOSHIHOYAKU|ARIGAYOHI|MISAKUMOSHIRUSHI|KIYOKISHIRAHAMA
ローマ字読み|小文字
yasumishishi|wagaohokimino|kamunagara|takashiraseru|inaminono|ofuminoharano|arataheno|fujiinorani|shibitsuruto|amabunesawaki|shihoyakuto|hitozosahaniaru|uraoyomi|ubemotsurihasu|hamaoyomi|ubemoshihoyaku|arigayohi|misakumoshirushi|kiyokishirahama
左注|左註
特に無し
事項|分類・ジャンル
雑歌|播磨|兵庫|羈旅|土地讃美|枕詞|地名
校異
歌【西】謌【西(訂正)】歌|短歌【西】短謌【西(訂正)】短歌|流【元】【紀】須
寛永版本
やすみしし[寛],
わがおほきみの,[寛]わかおほきみの,
かむながら,[寛]かみのまに,
たかしらせる,[寛]たかくしらせる,
いなみのの[寛],
おふみのはらの,[寛]おほうみのはらの,
あらたへの[寛],
ふぢゐのうらに,[寛]ふちゐのうらに,
しびつると,[寛]しひつると,
あまぶねさわき,[寛]あまふねとよみ,
しほやくと[寛],
ひとぞさはにある,[寛]ひとそさはにある,
うらをよみ[寛],
うべもつりはす,[寛]うへもつりはす,
はまをよみ[寛],
うべもしほやく,[寛]うへもしほやく,
ありがよひ,[寛]ありかよひ,
みさくもしるし,[寛]みらむもしるし,
きよきしらはま[寛],
巻数
第6巻
作者
山部赤人