万葉集546番の作者・分類、訓読・読み、意味・訳、原文についてまとめます。
万葉集546番について
歌番号
546番
原文
三香<乃>原|客之屋取尓|珠桙乃|道能去相尓|天雲之|外耳見管|言将問|縁乃無者|情耳|咽乍有尓|天地|神祇辞因而|敷細乃|衣手易而|自妻跡|憑有今夜|秋夜之|百夜乃長|有与宿鴨
訓読
三香の原|旅の宿りに|玉桙の|道の行き逢ひに|天雲の|外のみ見つつ|言問はむ|よしのなければ|心のみ|咽せつつあるに|天地の|神言寄せて|敷栲の|衣手交へて|己妻と|頼める今夜|秋の夜の|百夜の長さ|ありこせぬかも
かな読み
みかのはら|たびのやどりに|たまほこの|みちのゆきあひに|あまくもの|よそのみみつつ|こととはむ|よしのなければ|こころのみ|むせつつあるに|あめつちの|かみことよせて|しきたへの|ころもでかへて|おのづまと|たのめるこよひ|あきのよの|ももよのながさ|ありこせぬかも
カタカナ読み
ミカノハラ|タビノヤドリニ|タマホコノ|ミチノユキアヒニ|アマクモノ|ヨソノミミツツ|コトトハム|ヨシノナケレバ|ココロノミ|ムセツツアルニ|アメツチノ|カミコトヨセテ|シキタヘノ|コロモデカヘテ|オノヅマト|タノメルコヨヒ|アキノヨノ|モモヨノナガサ|アリコセヌカモ
ローマ字読み|大文字
MIKANOHARA|TABINOYADORINI|TAMAHOKONO|MICHINOYUKIAHINI|AMAKUMONO|YOSONOMIMITSUTSU|KOTOTOHAMU|YOSHINONAKEREBA|KOKORONOMI|MUSETSUTSUARUNI|AMETSUCHINO|KAMIKOTOYOSETE|SHIKITAHENO|KOROMODEKAHETE|ONOZUMATO|TANOMERUKOYOHI|AKINOYONO|MOMOYONONAGASA|ARIKOSENUKAMO
ローマ字読み|小文字
mikanohara|tabinoyadorini|tamahokono|michinoyukiahini|amakumono|yosonomimitsutsu|kototohamu|yoshinonakereba|kokoronomi|musetsutsuaruni|ametsuchino|kamikotoyosete|shikitaheno|koromodekahete|onozumato|tanomerukoyohi|akinoyono|momoyononagasa|arikosenukamo
左注|左註
特に無し
事項|分類・ジャンル
相聞|行幸|久邇京|京都|地名|枕詞|神亀2年3月年紀
校異
歌【西】謌【西(訂正)】歌|笠朝臣金村作歌->作歌【桂】【元】【紀】|->笠朝臣金村【桂】【元】【紀】|之->乃【桂】【元】
寛永版本
みかのはら[寛],
たびのやどりに,[寛]たひのやとりに,
たまほこの[寛],
みちのゆきあひに[寛],
あまくもの[寛],
よそのみみつつ[寛],
こととはむ[寛],
よしのなければ,[寛]よしのなけれは,
こころのみ[寛],
むせつつあるに[寛],
あめつちの[寛],
かみことよせて[寛],
しきたへの,[寛]しきたえの,
ころもでかへて,[寛]ころもてかへて,
おのづまと,[寛]わかつまと,
たのめるこよひ[寛],
あきのよの[寛],
ももよのながさ,[寛]ももよのなかさ,
ありこせぬかも,[寛]あるよいもかも,
巻数
第4巻
作者
笠金村